スタンドアローン/(身辺雑記)
- 2017/08/15(Tue) -
 お盆の休暇も昨日で終わり。

 出先からの帰路、日付の変わる間際の東海道線の車内はかなり空いていた。

 ちょっと奮発をしてグリーン券を買い、2階席の窓際に座って缶のハイボールをちびりちびりと飲みながら、この夏の私的課題図書(笑)であるスティーブン・キングの『IT』を読む。

 20数年ぶりの再読であり、またキング特有の微に入り細を穿った描写のために、かなり新鮮な感覚で第一巻を読了。

 本の影響か、車窓の街灯りを眺めるともなく眺めていると、少年時代の記憶が断片的に蘇る。



 この数日間、いろいろと出かける用事があり、また少々思うところがあって、ネットはほとんど見ないでいた。

 一方で普段は仕事柄、現場取材をしている時以外は、四六時中、パソコンに向かっている。

 このためちょっとした作業の合間にも、ちょこちょことSNSをのぞいて読み書きをしたり、誰かのツイッターやブログを読んだりしてしまいがちだが、そういうのはどうも、いろんな意味で精神衛生上よろしくないなと思うことが最近少なくない。

 おまけに先日は不覚にも、フェイスブックのアカウントを一時的に乗っ取られてしまった・・・・・・。

 そんなこんなで、これまでもネット上での活動はそれほど積極的に行っていたわけではないけれど、今後はさらに必要最小限にするべきだなと思っている。

 そもそも武術・武道というものは、事理一致、実力本位の世界である。

 あるいは史実の研究は、学問のルールに従って公正に行うべきものだ。

 業には業で、史実には史実で対すればよい。

 シンプルなことだ。



 五十路を目の前に、自分に残された時間はもう限られているのだから、人生はできるだけ簡素な方がいい。

 私は私の志を全うすべく粛々と、柳剛流の稽古・伝承・普及、そして流儀の調査・研究を中心に、各古流武術の錬成そして手裏剣術の練磨に専念をすればよい。

 そんなことを改めて確信した、短い夏季休暇であった。

1705_松代演武_柳剛流左剣
▲柳剛流剣術 「左剣」

 (了)
スポンサーサイト
この記事のURL | 身辺雑記 | ▲ top
夏季休暇/(身辺雑記)
- 2017/08/11(Fri) -
1706_柳剛流「右剣」
▲柳剛流剣術 右剣


  「まけてのく人を弱しと思うなよ
              智恵の力の強き人なり」 (中山柳剛流 武道歌)



  (了)
この記事のURL | 身辺雑記 | ▲ top
付け焼刃/(身辺雑記)
- 2017/08/09(Wed) -
 気が付けば深夜1時。

 今日は稽古はさぼろうかとも思うが、一方で「さぼると下達するぞ・・・」という声なき声が聞こえる。

 ある種の強迫観念である。

 ま、ちょっと、15分だけ、しかももう丑三つ時に近いのだから、軽く心眼流の素振りだけにしておこうと独り言ちて、いそいそと稽古着に着替える。

 表、中極、落、それぞれの向い振り、切まで振り、さらに取放、取返をおさらいすると、側坐核が刺激され、不思議とやる気が出てくるのが面白い。

 そこでさらに、基本の単独素振り、実践応用技法もおさらい。

 さらに思うところあって、柳剛流突杖の「ハジキ」で稽古を〆ると、あっという間に半刻ほどが過ぎ、もう夜中の2時である。



 柳生心眼流の稽古では、「素振り三年刃のごとし」、というのだとか。

 私の素振りなど、いまだに到底「刃(やいば)」というレベルではないけれど、学び始めたばかりの頃に比べれば、付け焼刃ぐらいにはなってきただろうか?

 いやいや、咄嗟に当身を入れようとした際、いまだ無意識のうちに心眼流の拳となっていないようでは、まだまだ鍛錬が足りないということか・・・(苦笑)。

 とりあえずひと風呂浴びて、今晩はやすむとしよう。

 (おしまい)
この記事のURL | 身辺雑記 | ▲ top
13番の札/(身辺雑記)
- 2017/08/04(Fri) -
170804_212022.jpg


 お盆前進行の、原稿&編集作業ラッシュが続く。

 週末と言っても、明日も明後日も原稿書きが続くので、晩酌は控えめにゲーリックコーヒーを1杯。

 濃い目に入れたコーヒーとスコッチの香りを楽しみつつ、19世紀にイタリアで作られた「デラロッカのタロット」の写しを手繰る。

 13番のカードは、いわゆる「死神」とか「死」、あるいは「名前のないアルカナ」と呼ばれるもので、一般的にはたいへん忌まわしい札として知られている。

 しかしこの札の意味することは、ようするに「メメント・モリ」であり、破壊とその後にある再生であり、武芸者にとっては「人をころす刀は、人をいかすつるぎなるべきにや」ということで、個人的には嫌いな札ではない。

 天然理心流の近藤勇は、背中にしゃれこうべを描いた稽古着を着ていたというが、「死を忘れるなかれ」というのは、洋の東西を問わない箴言ということか。



 さて、明日の午後は、翠月庵の稽古。

 今回は、柳剛流の突杖を集中的に指導する予定だ。

 少しおさらいをして、今晩はやすむとしよう。

 (おしまい)
この記事のURL | 身辺雑記 | ▲ top
至誠に悖るなかりしか/(身辺雑記)
- 2017/08/02(Wed) -
170802_003217.jpg



 「あなたは、誰かの怒声や罵倒やけんか腰の態度に、『ああ、そうだな、この人の言う通りだ』と納得したことがありますか? 僕は一度もない。人の心を動かそうとするためには、自ずと言葉や態度は、丁寧で、誠実になるはずなのだ。だから、攻撃的な態度で臨んでくる人に自分が対応する必要はない」(小池一夫)


この記事のURL | 身辺雑記 | ▲ top
| メイン | 次ページ