柳剛流長刀の稽古用に落札したのだが・・・・・・/(柳剛流)
- 2016/12/08(Thu) -
 過日、柳剛流長刀の稽古用にと、オークションで時代の物風の稽古用長刀を落札した。

 はじめは当庵で柳剛流を学んでいるUさんがオークションで入札していたのだが、他の入札者と競り合いになって値段がつり上がってしまったため、彼は途中で降りたという。

 では私が入札してみようかということで、落札したものだ。


 この長刀、全長は6尺1寸7部と短めだが、刃部の形も大きく柄も太目の男長刀で、しっかりとした革鍔がつき、石突部分の形状も無骨で時代を感じさせるものであった。

 しかし大変残念なことに、到着した実物を手に取ってみると・・・・・・、軽い!

 普段、私が自宅で柳剛流長刀の稽古に使っているのは7尺2分の全日本なぎなた連盟規格の稽古用長刀で、これが重さ約1キログラムであるのに対し、今回購入した長刀は755グラムしかない。

 250グラムの重さの違いは、稽古で使ってみると歴然である。

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▲上から、今回購入した長刀、連盟規格のなぎなた、古い学校教育用と思われる薙刀



 また材質に関しても白樫や赤樫ではなく、おそらくブナのようなものではないかと思われ、実際に打合っての稽古ではかなり脆そう・・・・、というか柳剛流の長木刀で思い切り打ち込んだら、一発で折れそうである。

 刃部を見ても、これまで打ち合った形跡が見られないことから、おそらくこの長刀は神楽などの伝統舞踊などに用いられていたものか、あるいは奉納用か芝居用などではないかと思われ、武具として用いられていたものではないようだ。

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▲刃の部分には、形稽古などで打ち合った形跡がまったくない


 それなりの金額で落札したものなので(連盟規格の稽古用なぎなた×2本分超)、結構がっかりなのだが、ま、これも後学のための設備投資ということか。

 長刀としての形状そのものは悪くないので、一人稽古用として時々使っているけれど、やはり軽いので今一つしっくりこない。

 オークションとは、難しいものである。

 全長7~8尺で刃部が大きく柄の太い、形稽古で存分に打ち合える稽古用の男長刀が欲しいものだが、気長に骨董店を回るか、特注で作るしかないか・・・・・・。

 (了)
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