深夜、木太刀をとる/(柳剛流)
- 2016/12/16(Fri) -
 年末進行で超多忙である・・・・・・。

 外国人旅行者向けの国内観光地の案内記事を60本ほど執筆しつつ、サイバーセキュリティ関連のベンチャー企業CEOのインタビュー取材のテープを起こしを進める。

 一方で、来週は某六大学の政経学部長と、某技術系企業エンジニア2名へのインタビュー取材があるため、そのための取材準備をしつつ、某大学病院の患者向け冊子制作のコンペ用に、がん診療連携拠点病院に関する特集企画のレジュメを作らねばならぬ。

 これだけ仕事をしても、私の月収は3000ドルを超えないのだから、ライター稼業は生きるも地獄、死ぬるも地獄である。

 ま、でもいいんだ。来月には10億円が手に入るのだから・・・・・。


 ■稽古備忘録

 超多忙とはいえ、一日何も稽古をしないと逆に体の調子が悪いので、深夜1時、京都の絶景スポットに関する原稿を入稿した後、15分ほど稽古。

 団地住まいゆえ、深夜にドタンバタンはできないことから、姿見に向かい静かに柳剛流剣術の備之伝と備十五ヶ条フセギ秘伝を稽古する。

 柳剛流剣術における15の構えを学ぶ備之伝に対して、それぞれの構えに対応する必勝の構えをとるのが備十五ヶ条フセギ秘伝である。

 稽古では、相手を立て、彼が備之伝の15の構えをとるのに対し、我はそれぞれの構えに対応するフセギ秘伝の構えをとる。これを繰り返すことで、頭で考えるのではなく、無意識に体が反応するレベルで、対敵において最も適切な構えがとれるようにするのである。


 ルールに基づいた徹底的な競技化の結果、彼我の構えが事実上、中段と上段に収斂してしまった現代の剣道に対して、触れれば切れるのが前提であり、しかも全身のあらゆる部位が斬撃の対象となる古流の剣術では、勝つための、いやそれ以上に「負けないため」の条件としての構えというのは、現代の我々が考える以上に重要視されていたと思われる。

 実際、往時の他流試合に関する覚書では、「直心影流はもっぱら上段、柳剛流は上段・青眼・陰(八相)に構える」など、他流の構えを知るということに、その時代の剣士たちが大いに意を砕いていたことが分かる。

 そんなことに想いを馳せながら、深夜、ダイニングで2尺2寸の木太刀をとり、備之伝と備十五ヶ条フセギ秘伝を繰り返す。

 就寝前の15分稽古のつもりが、気が付けば四半刻が過ぎていた。

 さて、明日も締め切りが2つ。

 「師走」とはいったものである・・・・・・。

 (了)
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