空手道の初稽古/(武術・武道)
- 2017/01/26(Thu) -
 今更ながらであるが、昨日は今年になって初めて、空手の稽古へ。

 12月から1月までは多忙のため、柳剛流や柳生心眼流など古流の稽古に時間を割くのが精いっぱいで、空手の稽古にはほとんど参加できなかったこともあり、およそ2カ月ぶりの稽古である。

 久々に稽古場に行くと、年末に昇段審査を受けたAさんとBさんから、「初段に受かりました!」とうれしい報告。

 県連主催の初心者中心の教室で、稽古は週にわずか1回。こうした環境のなか、たとえばAさんは、7年がかりで公認の初段を手にした。

 またこの教室は初心者が多いため、稽古は基本と形が中心であり、組手はそれほどやらないのだが、そういったなかでも、組手も重要な審査項目となる公認段位の審査に合格したというのは、お二人の努力の賜物だ。

 わずかながら彼らの先を歩いている空手人として、これから先もさらに上の段位を目指して頑張ってほしいと思う。


 そんなこともあってか本日の稽古は、昨年からこの教室の教授陣に加わられた糸東流のC先生の指導により、基本から移動基本の後、打ち込み稽古を集中的に行った。

 刻み突き、逆突き、ワンツー、逆ワンツー、刻み突きから中段の蹴込み、中段蹴りから追い突きなどで、みっちりと汗を流す。

 そういえば試合に出ていた頃、私は逆ワンツーからさらに踏み込んでの追い突きが得意技のひとつであったな、などとふと思い出す・・・・・・。

 最後は、第一指定形のバッサイ大をご指導いただく。

 私は糸東流ではないのだけれど、指定形ではバッサイ大とセイエンチンを主な得意形としていたので、この2つの形は、自分の最も得意としている玄制流のローハイや祝嶺のバッサイとともに、これからも大事に稽古をしていきたいものだ。

 稽古後、C先生から「あなたは、松濤館流ですか?」と尋ねられたので、「いえ、以前まで玄制流武徳会で、土佐邦彦先生から12年間ほどご指導をいただいておりました」と答える。

 土佐先生の門下を離れてもう6年が過ぎてしまったが、10代から学んできた古流の武術に思うところがあり29歳で空手道の門を叩いた私に、「瀬沼さん、青白きインテリではいけないよ!」と厳しく、しかし武人としての愛情をもって指導をしてくださった先生への御恩は今も忘れることができないし、故あってきちんとしたご挨拶も無しに門下を離れてしまったことは、今となっても慚愧に堪えない・・・。

 この教室の先生方の多くが糸東流であることもあってか、玄制流で学んできた私の空手は、周囲の皆さんに比べるといささか趣が異なるのだろうが、そういう流派色が自分の空手に沁み込んでいるというのは、誇らしくも感じている。



 現在、私の武術・武道人生の本義は、国際水月塾武術協会小佐野淳先生の門下として、柳剛流を中心とした古流武術の稽古・研究にある。

 加えて個人としてのライフワークは、手裏剣術の稽古と研究であることは言うまでもない。

 しかし、武道人たる己の基礎的素養のひとつとして、空手道の稽古はこれからも、細く長く続けていきたいと思う。

 (了) 
スポンサーサイト
この記事のURL | 武術・武道 | ▲ top
| メイン |