一瞬、アヴァロンが見えた気が・・・/(身辺雑記)
- 2017/03/16(Thu) -
 若い頃、老人がインフルエンザで亡くなるというような話を聞くに、「インフルエンザぐらいで死ぬもんかねえ・・・」などと思っていた。

 若さとはバカさだと、今はしみじみ思う。



 今週の月曜、朝から机について、ブログなど書きつつ、「なんだか、体の節々が痛むなあ。昨日の短棒の稽古のせいかしら?」などとのんきに考えていたところ、午後から悪寒もするようになり、これは風邪だと体温を測ると37度ちょっとの微熱である。

 幸い、今週は仕事の端境期でヒマなので、大事を取って早めに休むことにした。

 ところが症状は悪化するばかりで、翌火曜の朝には39度を超え、午後には39.99度を記録。

 もともと、子供の頃から風邪をひいてもあまり高熱が出るタイプではなかったので、「ああ、これってもしかして、オレの風邪人生で最高記録かも・・・」などと、もうろうとした意識の中で思う始末であった。

 それにしても、これくらいの高熱になると、関節や筋肉の痛みがはんぱではなく、ベッドで安静にして眠っていたいのだが、体が痛くて熟睡などとうていできない。

 あまりに腰や骨盤の両端部分が痛んで横になっていられないので、ベッドの上で正座をして座って意識朦朧としているのがいちばん楽だという、なんともいえない状態でひたすら体を休める。

 また、多少でも栄養を取らねばと思い、まったく食欲はないのだが、持ち合わせのレトルトの御粥を3食食べ、脱水を防ぐためにイオンウォーターを1日2リットル飲む。

 しかし、水曜朝になっても熱は下がらず、相変わらず39度台をキープ。発熱により体の痛みもこのあたりがピークで、腰はもちろん、昔、空手の稽古で切った左右のアキレス腱も激しく痛みだし、ついには正座もできず、ベッドの上でコーマポジションをとり、ひたすら時が過ぎゆくのを待つ。

 このまま熱が下がらないなら、病院に行かなきゃなと思うのだが、そもそもこの状態で自力で病院まで行く自信はなく、ヤモメ暮らし故、病院に連れて行ってくれる人もいないので、救急車を呼ばねばならんのだろうが、風邪で救急車ってのものなあ・・・なんかみっともないなあなどと、朦朧とした意識の中でのんきに考えている自分が、なんというかバカバカしい。

 そうこうしているうちに、夕方から急速に熱が下がり出し、夜には37度台にまで落ち着いた。このあたりで関節や筋肉の痛みも和らぎ、ようやく熟睡もできるようなる。

 そして今朝、目ざめると体温は36.5度と平熱に。体重計に乗ると、この3日間で2キロほど減っていた。しかし、体脂肪率は大幅に上がっており、これって筋肉が落ちたってことだよなと思うと、ちと悲しい・・・。

 熱は下がり、関節や筋肉の痛みもほぼ無くなったが、いまだになんとなく意識はふわふわした感じであり、手足に力が入らない。

 また右手の痙攣が断続的にあり、さっきペンでノートにメモを取ろうとしたところ、指がつってしまい、一時的に文字を書くことができなかった。

 ところが無常にも、今日は午後から都内でインタビュー取材があるので、昼には家を出なければならぬ。

 いやはやまったく過酷であるが、生きていくためにはしかたがない。


 それにしても、人間歳をとると、若い頃はどうということのなかった病気で命を落とすこともあるのだということは、この歳になるとしみじみ実感できる。

 そしてまた、ニュースなどで「老人の孤独死」が報道されるが、自分の最後も、ほぼ間違いなく孤独死なのだろうということは、すでに覚悟の上である。

 ただできることなら、どうせ孤独死なんだけれども、できれば季節は冬がいいなあ、夏はいやだなあと思う。

 真夏は、腐敗が速いだろうから。

 (おしまい)
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