緑泥の茶壺/(数寄)
- 2017/05/20(Sat) -
 数年前から常々、緑泥の茶壺が欲しいと思っていたのだが、なかなか手に入れる機会が無かった。

 そんな折、親しい人から茶器のセットをいただき、それがなんと緑泥の茶壺であった。

 そこでさっそく、茶を淹れる準備にとりかかる。

 まずは、流水にさらしながら、ブラシで茶壺を丁寧に洗う。

 その後、茶壺を鍋に入れて煮る。これは、茶壺の汚れや油分を取り去るためであり、新品の茶器を最初に使う際には欠かせないことだ。

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 30分ほどとろ火で煮たあと荒熱をとり、水気をふき取り、準備は完了。

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 晩酌の後、この茶壺で、とっておきの凍頂烏龍茶を淹れる。

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 抹茶もいいが、中国茶も実にいい。

 静かな初夏の夜、時がゆっくりと過ぎてゆく。



「宋の詩人李仲光は、世に最も悲しむべきことが三つあると嘆じた、すなわち誤れる教育のために立派な青年をそこなうもの、鑑賞の俗悪なために名画の価値を減ずるもの、手ぎわの悪いために立派なお茶を全く浪費するものこれである」(『茶の本』岡倉天心)

 (おしまい)
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