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岡田惣右衛門が志した「剣」を想う/(柳剛流)
- 2018/10/10(Wed) -
 今晩も深夜、丑三つ時から柳剛流居合を抜く。



 わずか5本の地味な形だが、そこには流祖・岡田惣右衛門が志した「剣」の思想が、たいへんに色濃く込められているように思えてならない。

 これは以前も本ブログで記したが、柳剛流剣術は、切紙で学ぶ剣術形が伝系や伝承された時代によっての差異が少なく普遍的であるのに対し、目録で学ぶ剣術形は伝系や時代によって、その内容や本数が大きく異なる。

 これに対して柳剛流居合は、切紙で学ぶ剣術形の「右剣」や「左剣」と同様に、伝系や時代による違いがほとんどない。

 いずれの伝系でも、また流祖直門の時代から我々現代において柳剛流を学び伝承する9代、10代の世代に至るまで、ほぼ全ての柳剛流において、居合形は「向一文字」、「右行」、「左行」、「後詰」、「切上」の五ヶ条となっている。

 こうした点で柳剛流居合は、柳剛流剣術の「右剣」や「左剣」と並び、流祖の編み出した「斬足之法」と「跳斬之妙術」という業の原型を最もよく留め、そのエッセンスを驀直端的に伝えているのではないだろうか・・・?



 流祖の祥月命日である旧暦9月24日(新暦10月25日)を間近に控え、稽古後、刀の手入れをしながら、そんなことをつらつらと考えた秋の夜長であった。

切紙3

 (了)
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