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武は仁義の具、暴を誅し乱を救う/(柳剛流)
- 2019/01/10(Thu) -
 今週は思うところあって、柳剛流剣術の稽古に専念している。

 その上で、個人的に昨年から課題だったことを、昨日、1つクリアすることができ、ささやかな充実感を感じているところだ。

 それにつけても、仙台藩角田伝の柳剛流剣術は、「右剣」、「左剣」、「飛龍剣」、「青眼右足頭(刀)」、「青眼左足頭(刀)」、「無心剣」、「中合剣(刀)」、「相合剣(刀)」と、わずか8本の形しかない、実にシンプルなものである。

 この8本の剣術形を流儀という巨木の「幹(みき)」として、その「根」には柳剛流居合があり、「枝」として突杖や殺活があり、「花」として長刀(なぎなた)がある。

 先人たちは、この8つの剣術形を錬りに錬り、その上で徹底的な試合稽古(撃剣)を行った。

 現在、仙台藩角田伝の柳剛流を伝承する私たちの鍛練は、形稽古が中心となっているけれど、本来、柳剛流は江戸の昔から試合剣術の雄として名を馳せた流儀であるだけに、撃剣の稽古については、私たちに課せられた今後の課題であろうと思う。



 剣術の稽古の後、今晩のシメは、備之伝と備十五ヶ条フセギ秘伝。

 鏡に写る自分の構えを、防いでいく。

 稽古を終え、しばし黙想しながら、

 「流祖・岡田惣右衛門が、剣に込めた想いに恥じぬ精進を、これからもしっかりと続けなければ」

 と、決意を新たにした次第。

 私の武術人生の「幹」は、柳剛流なのだ。


1805_柳剛流剣術



 夫れ武は仁義の具、暴を誅し乱を救う。
 皆民を保つの所以にして、仁義の用に非ざるなし。
 是を以て之を用うるに仁・孝・忠なれば、即ち天下の至宝なり。
 之を用うるに私怨奸慝(かんとく)なれば、即ち天下の凶器なり。
 故に剣法を知り至誠偽り無きの道、以て謹まざるべけん哉。
                 (「柳剛流免許之巻」より)



  (了)
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