春の特別交流稽古/(手裏剣術)
- 2011/04/24(Sun) -
 昨日は、以前から個人的にご厚誼をいただいているA先生が、翠月庵にご来訪くださった。

 空手道と古武道、そして手裏剣術を修められている先生とは、すでに数年に渡り書簡等のやり取りにてご指導・ご教授をいただいてきたものの、直接お会いするのは今日が初めてである。

 初めてお会いしたA先生は、空手人らしい引き締まった体躯のイメージどおりの武人であった。



 稽古場に移動後、まずは当庵の打剣技術の根幹である重心理論を、長剣を使って解説させていただいた。

 その後、順・逆・歩の基本的な打剣、脇差を手裏剣に打つ飛刀術、刀法併用手裏剣術など、翠月庵で稽古している業の数々を紹介・披露させていただいた。


 一方でA先生からは、古流の居合などについて演武とご解説をいただくことができ、貴重な学びの機会をいただくことができた。

 また打剣については、先生は主に軽量剣を修練されているということで、左右の手を使った俊敏な打剣を拝見させていただいた。



 今回、当庵会員のYさんには、A先生に披露させていただいた初級剣術(翠月庵の型)で仕太刀をとってもらい、私が打太刀をとった。

 Yさんにとっては、他流の先生の前での初めての演武であったが、おおむねいつもの稽古の通り、のびのびと技を遣うことができたのではないかと思う。

 我々の稽古する手裏剣術は、競技で腕を磨くことがない。

 それだけに、気を抜けば稽古が惰性に走ってしまう。

 だからこそ真剣勝負のひとつの形態としての「演武」には、私自身も含め翠月庵として、これから少しずつ取り組んでいかなければならない課題だと思っている。

 刺さるか刺さらないかが一目瞭然であり、はったりやごまかしがまったく通用しないのが手裏剣術である。

 おまけに見る側は、必ず百発百中だと思っているから困る(笑)。

 それだけに剣術や居合・抜刀術、体術などとくらべても、演武のプレッシャーが並ではないのが手裏剣術の特徴だといえるだろう。

 けれども、人前での打剣である程度の成果も示せないようでは、とうてい生死をやり取りする武芸として通用しないのは言うまでもない。

 まだまだ我々の、稽古の道のりは遠い。



 今回、貴重な時間を割いてご来訪くださったA先生には、当庵会員ともども改めてお礼申し上げます。

 ありがとうございました。

 手裏剣術伝習所 翠月庵
 市村翠雨 謹識
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