七間打雑感
- 2008/12/08(Mon) -
 先週から、集中的に七間直打の稽古を行っている。

 現状では、畳を2枚立てた標的に対して、刺中(とりあえず、どこでも良いので刺さるという意)率はおよそ1~2割というところである。

 使用剣は無冥流の長剣(長さ290ミリ/重量180グラム/太さ9ミリ)で、現状では剣尾の巻物無しの状態で使用している。

 打法は無滑走二点打法。構えは、無冥流の基本打ちを主体に、時折、八相の構えからテイクバックをとっての打剣も取り入れ始めた。

 当初、七間打ちを始めたばかりでは、そもそも直打で的に届きすらしないこともあった。もちろん回転打であれば所詮は13メートル足らずの距離なので、的に当たって当たり前なのだが、これが直打となると、話はまったく別である。

 それでも慣れというのはたいしたもので、先週の稽古の最初の頃は的に届きすらしなかった打剣が、昨日の稽古では、調子が良いと五打中五打が刺中ということもあった。しかし、全体としては未だ精度は二割以下なので、まだまだ「通せる」と言うにはほど遠い。


 また興味深いことに、七間打ちの稽古は1時間ほどで打ち切っているのだが、想像以上に身体に負担がかかるようである。

 そもそも、手裏剣術の稽古というのは、空手道や柔術、あるいは剣術などの稽古に比べると、運動量としては「ぬるい」ぐらいに軽いものである。それゆえに通常の稽古でも、500打や600打の打ち込みなど、どうということはない。

 ところが1時間、七間打ちに専念した後、通常の軽量剣での三軒打ちや刀法併用手裏剣術を稽古していたところ、稽古終盤になって、右の掌にほとんど力が入らなくなってしまった。もともと私は、腕力(かいなぢから)や握力があるほうではないのだが、それにしてもこんなことは初めての経験である。そして、原因として思い当たるのは、七間打ちの稽古しかない。

 心的な感覚としての疲労感はほとんどないのだが、長距離打剣の稽古は、意外に身体への負担が大きいようである。

 また、これくらいの距離になると、打剣の際の剣の動きが非常に視認しやすくなり、「なるほど、直打の際の剣の動きとは、こういうものか!」と納得できる。これは長剣というサイズの意義も大きい。

 現状では剣に巻物などはしていないのだが、やはり個人的にはあった方が良いと感じており、次回以降は巻物有りの剣も交えて稽古を進めるつもりである。

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