武道は死んだ/(武術・武道)
- 2012/07/19(Thu) -
剣道日本代表、女子高生に裸の写真を送らせる

読売新聞 7月19日(木)11時49分配信

 女子高校生に裸の写真を携帯メールで送らせたとして、警視庁は19日、神奈川県警第2機動隊巡査部長、A容疑者(31)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕したと発表した。

 同庁幹部によると、昨年10月16日、インターネット上の掲示板で知り合った当時高校2年の女子生徒(当時16歳)に、携帯メールで裸の写真を送信させた疑い。

 A容疑者は剣道日本代表チームのメンバーで、今年5月に行われた世界剣道選手権大会では団体戦に出場し、優勝していた。

 被害に遭った女子高校生は剣道ファンで、昨年10月以降、電話などでやり取りをしていた。A容疑者は「君が好きだから、裸の写真を送って」と持ちかけていたという。


~以上、一部改編して引用、終わり~


 良いか悪いかは別に、あるいは納得するかどうかはさておき、日本武術の頂点は剣術にあり、現代における剣術諸流の嫡男が剣道であることは、議論の余地がない。

 個人的には現代の剣道は、「剣」の道ではなく「竹刀」の道ではないかと思うのだけれども、それはそれ、裏街の手裏剣屋のひがみなので、軽く聞き流してもらってよい。


 さて、剣術諸流の嫡男たる剣道の第一人者が、児童買春・児童ポルノ法違反で捕まってしまった。

 容疑者は神奈川県警所属の六段。そして2008年の全日本剣道選手権大会の優勝者であるという。

 いわば日本一の剣道家が、子供に裸の写真を撮らせて自分に送らせ、お縄になったということである。

 よもや、言葉もないのは、私だけではあるまい。


 全日本クラスの武道家が、どれだけ強いのか?

 私はこのレベルの剣道家と立ち合ったことはないけれど、空手家であれば、全日本選手権準優勝の現役の先生に、数年にわたり稽古をつけていただいた経験がある。

 私がよく「位」の技を言うのも、こうした経験からなのだが、日本で1番とか2番になるレベルの武道家というのは、ようするにバケモノじみた強さの人々であって、我々のような市井の武術・武道人とは、まったくケタが違う。

 たとえるなら、地稽古や試合組手などの相手をしていただいても、鉄の壁(先生)に生卵(自分)が叩きつけられるようなもので、まったくお話にならない。

 町道場の五段六段と、全日本クラスの五段六段というのは、まったく別物であって、選ばれた彼らは、本当に常人離れして強いのである。

 一方で、こうした抜きん出た強さというのは、天賦の才だけで維持できるものではないのも、また事実である。

 生まれ持った才能に加えて、我々、凡人には及びもつかない、厳しく激しい、そして過酷な稽古を、日々されているからこそ、そのレベルが維持できることも、身近に接する機会をいただいただけに、私はしみじみ実感している。


 こうした在り様は、空手家に限らず、柔道家も、あるいは剣道家も同じであろう。

 それだけ厳しい日々を送り、武道に人生をかけて日本一にまでなった、選ばれた武人が、子供の裸で足をすくわれてしまうのである・・・。


 性欲の問題というのは、人間について回るものだ。

 私もそれを否定しない。いや、肯定しても良い。

 が、しかし、法に触れるようなことを、なぜにわざわざするのであろうか?

 性犯罪で捕まるような、「位」を誤った行為をしでかすようでは、その人物が何段であろうが、全日本で何位だろうが、

 所詮は未熟な三流武芸者

 である。

 そんなに我慢できないなら、ソープに行け!

 あるいは、デリヘルでも呼べば良い。

 今の日本社会では、これらで逮捕されることはなかろう。

 一方で、未成年の子供に裸の写真を送らせたり、酒に酔わせて性交したりすれば、逮捕されるのはいまさら言うまでもないことである。 

 
 ここ数年を振り返っても、柔道オリンピック金メダルのBしかり、空手道元日本代表のCしかり、日本を、いや世界を代表する武道家が、下半身の問題で逮捕されている。

 やはり武道は、人格を陶冶できないのか・・・。

 いや、人格を陶冶する以前に、逮捕されて社会的制裁を受けるような愚行を防ぐ、

 兵法=平法

 すら、学ぶことができないのであろうか。

 だとすればもはや、

 武道は死んだ

 と言ってよい。

 無念である・・・。

 (了)
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