朝、剣を打つ/(手裏剣術)
- 2012/09/19(Wed) -
 朝、多忙な一日の始まりに、心を静めて剣を打つ。

 わずかな時間ながら、一剣一打にかける意識が冴える。


 人生七十 力囲希咄
 吾這寶剣 祖佛共殺
 堤る我得具足の一太刀
 今此時ぞ天に抛

 人生ここに七十年。
 えい、えい、えい!(忽然と大悟した時に発する声)。
 この宝剣で祖仏もわれも、ともに断ち切ろうぞ(まさに、活殺自在の心境)。
 私はみずから得具足(上手に使える武器)の一本の太刀を引っさげて、
 いま、まさに我が身を天に抛つのだ(いまや、
 迷いの雲も晴れた、すっきりした心境)。
                     『利休の死』小松茂美著(中央公論社)


 茶聖の境涯には遠く及ばないが、祖仏も断ち斬る得具足の一太刀、その覇気にならい、朝の一剣を打ち込んだ。

201209151622000.jpg

 (了)

 
スポンサーサイト
この記事のURL | 手裏剣術 | ▲ top
| メイン |