監獄長光/(武術・武道)
- 2012/12/13(Thu) -
 銘「長光」。

 2尺2寸1分、反り4分 元幅1寸5厘、先幅7分7厘、元重2分6厘、先重1分8厘。

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 昭和初期、市原長光の作。陸軍受命刀匠。昭和19年陸軍軍刀技術奨励会入選。平成の兜割試斬の剛刀としても知られる。銘は「一龍子長光」「市原長光」などとも切る。

 先の大戦中、当時の岡山刑務所内での授産事業として鍛刀を行ったとされ、「監獄長光」「刑務所長光」などの異名もあるが、近年の研究では、これに対する異論もあるという。


 本作は身幅3.2~2.35cmとやや広めで、重ねも元重8.0㎜、先重5.5mmと厚め。ただし、鋒から少し下だったところから途中まで、棟の側肉が落とされている、いわゆる鵜の首造りのため、操刀の際に「重い」とは感じられない。切先は古風かつ豪壮な猪首風で、刺突に適す。

 刃文はのたれに丁字風乱れを加え、沸え崩れや飛び焼きも有る。拵は現代のもので、鞘は紅色に金散らしとなる。

 (了)
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