米鬼必殺剣-斬込刀法/(武術・武道)
- 2013/02/15(Fri) -
 先の大戦末期、本土決戦用に一刀流の笹森順造師範が、国内の刀剣所持者に向けて指導・解説した資料に、「米鬼必殺剣-斬込刀法」というものがあるそうな。

 (しかし「米鬼」って・・・、ねえ)

 さてその内容は、抜き打ちの逆袈裟から、踏み込んで左袈裟、そして胴突だという。

 なお逆袈裟や袈裟の斬りは、相手の首や顔、手など「皮膚の露出しているところ」に向けて行い、相手をひるませて、突でとどめをさすとのこと。

 逆袈裟から袈裟という流れの技は、たとえば古流では神道無念流の「切上げ」や鹿島神流の「飛竜剣」、現代流派でも戸山流の「前の敵」などもこれに当たり、その他の流儀においても、抜刀術ではごくごく普遍的な技である。

 それにしても、剣術の蘊奥を究めたであろう日本を代表する古流剣術の師範が、即戦力養成のための抜刀術の究極の一手として選んだのが、「逆袈裟、袈裟でひるませて、とどめは胴突」だというのは、う~むと思う。

 そうなると、やっぱり勤皇刀のような、長尺で棒反りの刀のがいいのかね・・・。

 まあ実際のところ、小銃や短機関銃で武装したアメリカ兵に、やっとうで斬りつけろといわれても、そりゃあ無茶だ。

 刀や槍が鉄砲に勝てないのは、すでに400年前の長篠の戦いで証明されてるのだし。

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▲3000丁の三段打ちというのは伝説で、実際は野戦築城陣地から、合計1000丁ほどの火縄銃で、各自がばらばらに狙って撃ったともいう。
 ところで火縄銃の演武を見るといつも、「抜刀して突っ込みてえ!!」という衝動に襲われるのは私だけか・・・。そして最後に、「パーフェクト・・・、パーファクト・・・」と、小さくつぶやきたいものである(爆)。なあトム、そうだろう!


 ところで同じく大戦末期、女学生に手裏剣を稽古させたという話が、某流のページに書かれているけれど、それって本当なのだろうか? 事実であれば、ぜひ、その元資料を読んでみたいものだ。

 同様に、徳川時代、江戸市中では手裏剣術の稽古は禁止されていたという説明をよく目にするのが、これもどんな資料が出典元になっているのだろうか?

 手裏剣屋としては、ぜひ一度、元資料を確認しておきたいと思っているので、ご存知の方はせひ、ご教授ください。

(了)
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