座技による刀法併用手裏剣術~その2~/(手裏剣術)
- 2013/02/16(Sat) -
 本日の稽古でも、座技による刀法併用手裏剣術について検討した。

 手裏剣術の中級者が刀法併用手裏剣術を行う場合、打剣から抜刀、斬りという一連の動きが、どうしてもばらばらになってしまいがちだ。

 五輪書風にいえば、「トタン、トタン」という拍子になってしまい、体勢も上下に崩れがちになる。

 そこで最近、稽古時には、

1.打剣時に、柄を下げすぎないこと
2.ひかがみを張り過ぎないこと
3.打剣では、腕の振りよりも、沈身による力を意識すること

 などを、指導している。

 
 さて、座技による刀法併用手裏剣術は、正座または跪坐で打剣、そして抜刀、斬り付けというのがベースになる。

 これにより、座技特有の自己検証のしやすさ(打剣にしても、抜刀や斬りにしても、立合の技よりも居合の技の方が、姿勢や動きの乱れ・崩れがより顕著になるので、自己検証がしやすい)により、打剣から抜刀・斬り付けの際に起こりがちな拍子の乱れを、より自覚しやすく、ひいては修正しやすいのではないかと考えている。

 このため本日は、間合1間半強、跪坐や居合腰でなく正座から、

・打剣から横払い、正面斬り
・打剣から逆袈裟、正面斬り
・打剣から逆袈裟、左袈裟(「米鬼必殺剣」ですな・・・)
・打剣から横払い、足を踏みかえて正面斬り
・打剣から逆袈裟、足を踏みかえて正面斬り
・打剣から逆袈裟、足を踏みかえて左袈裟

 を、じっくりと稽古した。

 この稽古は、あくまでも打剣から抜刀、斬りという動き全体の円滑な拍子を学ぶものなので、的までの距離は無理に遠くする必要はない。

 むしろ間合を取りすぎると、打剣から抜刀への拍子よりも、刺中に意識が向きすぎてしまうため、中級者であれば座打でも確実に刺さる1間半程度が最適でないかと考えている。

 居合う際の座り方について、正座がよいか、跪坐がよいか、居合腰がよいかについては、今後さらに検討を重ねていく。

 その上で、座技による刀法併用手裏剣術の稽古が有益だと判断すれば、新たに当庵の稽古体系に加えていきたいと考えている。

 (了)
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