今年の合宿のテーマは「四方打ち」/(手裏剣術)
- 2013/05/13(Mon) -
 春の演武が終わって少し気が抜けたのか、先週末から3日間、稽古を休んでしまった。

 “ほぼ”毎日、稽古をしていると、3日も続けてまったく手裏剣や刀に触らないと、「サボってるのう・・・」と、心が痛む。これもまた、ある種の依存症なのか。


 6月は、昨年に引き続き、山梨にて翠月庵の夏季合宿を開催する。

 今年も、切紙以上の会員諸子は全員参加とのことで、庵主としてはうれしい限り。また、これも昨年に引き続き、無冥流の鈴木崩残先生には、企画から準備、武具の用意まで、何かにつけてご協力をいただき、ありがたく思っております。


 今年のテーマは、「四方打ち」を考えている。

 当庵で編纂した手裏剣術運用型では、前後打ちと左右打ちはあるが、四方打ちはない。これは、四方打ちとは、前後打ちあるいは左右打ちの連続したものなので、あえて省略したのだが、やはり連続した挙動の中で、東西南北の相手に剣を打つ「四方打ち」を、平素から型として鍛錬しておくことは無駄ではない。

 一方で普段の稽古では、稽古場のスペースや安全性への配慮から、直線上に2カ所の的を立てて、前後打ちや左右打ちを稽古することはあるが、四方に立てることはあまりない。

 そこで今回の合宿では、体育館という広いスペースを活用し、四方に的を立てての「四方打ち」を、みっちりと稽古してもらおうと思っている。

 そのためには、まず順体、逆体、右転、左転、送り足、引き足などといった、各種の前後打ちに習熟する必要がある。

 その上で、剣術諸流に見られる「四方斬り」「四方敵」といった業の運用を手裏剣術の打剣に展開した、「四方打ち」を稽古・検討してみようかと思っている。


▲昨年の夏季合宿で行った、前後打ちの稽古。距離三間で前後の相手に剣を打つ。この
動画では、2本の剣を同時に打つ「両眼打ち」で前後打ちを行うという、上級技法の稽
古を行っている

(了)
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