メリケン生まれの“すごい奴”/(手裏剣術)
- 2013/05/14(Tue) -
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▲上が米国製の新型25年式翠月剣。下が従来の25年
式。全長が一回り大きくなった


 メリケン生まれの“すごい奴”が来た。

 重ね6ミリの25年式翠月剣は、もともと長さ230ミリ、幅13ミリ、重さ126グラムなのだが、この米国製は、長さ255ミリ、幅13ミリ弱、重さ144グラムと、全体的に一回り大きくなっている。

 まず手にとってみて最初に感じたのは、「この手裏剣は、打ちやすいだろう」ということ。

 今回の剣は長さの関係で、たまたまだが、私の手之内で、ちょうど重心位置に指置きがくるのだ。実は従来型の25年式の場合、剣の重心位置と私の自然な手之内での指置きの位置に、5ミリほどずれがあり、ここで微滑走をかけるか、指を曲げて打っているのである。

 ところがこの新作では、偶然ながら指置きと剣の重心位置が、ほぼ一致していた。ゆえに、初めて手に取った瞬間から、「しっくりきた」わけだ。

 残念ながら拙宅では二間座打ちしかできないが、早速、従来の25年式と交互に試打。

 全長が伸びた分指置きの位置が自然に重心位置になること、また重さが増したことで剣の自重で的への飲み込みがよくなっているなど、このメリケン君、実際かなり打ちやすい。

 とはいえ、なにしろまだ近距離の座打ちだけなので、当庵の手裏剣術の練成間合である、三~五間でどのような操作性と威力を発揮してくれるのか? やはり、少し重過ぎるか?

 いずれにしても、今週末の稽古が楽しみである。


 それにしても毎回、「少し重いのが気になる・・・」とかいいながら、次第に巨大化してくる翠月剣。最終的には、下記のような剣に行き着いてしまうのだろうか(笑)。

円明流短刀型手裏剣2
▲鈴木崩残氏制作の、円明流短刀型手裏剣の写し。材料上の問題から、重ねのみ本来のものよ
り薄くなっている


(了)
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