手裏剣肘/(手裏剣術)
- 2013/06/28(Fri) -
 武術・武道には、それぞれ固有の怪我や障害がある。

 たとえば良く知られているものでは、剣道家の血尿、柔道家の餃子状の耳など。空手家の拳ダコは、怪我や障害とは言わないね。

 そして手裏剣術者によくある障害が、「上腕骨内側上顆炎」だ。野球肘やテニス肘、ゴルフ肘などと言われるもので、私は「手裏剣肘」と呼んでいる(笑)。

 手裏剣肘は、腕の使いすぎで起こる障害だ。

 肘の内側にある靭帯(尺側側副靭帯)が、打剣動作の繰り返しによって部分的に断裂を起こし、靭帯機能不全という靭帯が緩んだ状態になってしまうものだ。具体的には、内上顆と呼ばれる肘の内側の出っ張り周辺に痛を感じる。

 最近は痛みを感じることがなかったのだが、この春、剣を25年式から25年式改に変更して以降、剣の重量が重くなったたためか、また痛みがぶり返してきた。

 このため1週間ほど、自宅での稽古を休んでいたのだが、今日になってだいぶ違和感を感じなくなってきたので、また明日から稽古を再開する予定だ。

 こうしたスポーツ障害は、ある程度はやむをえないものだが、こじらせると術者生命にもかかわることなので、甘く見ないほうがよい。

 武術・武道を生涯の道としたいのであれば、自分の体は大切にしたいものである。


~毎日、毎日、雨の日も、風の日も、三六五日的に向かって黙々と打ち続けるのである。右肩を、右肘を、右手首を、大切に気づかいながら~(『実戦古武道 手裏剣術入門』染谷親俊/愛隆堂)

 (了)
 
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