錆、さび、サビ・・・/(武術・武道)
- 2013/07/08(Mon) -
 先週、稽古に使っている飛刀術稽古用の脇差を、無冥流・鈴木崩残氏に手入れしていただいた。同時に、当庵の会員諸子の稽古用に、新たに二口の稽古用の脇差を寄贈していただいた。

 いつもながら、物心両面で、崩残氏には当庵にご支援をいただき、本当にありがたく思っております。

 (飛刀用の剣の研磨、その他の詳細は、無冥流・松の間のページhttp://www.mumyouan.com/k/matunoma.htmlを参照のこと)


 この時期からは、手裏剣も刀も、とにかく錆びに注意しなければならない季節だ。

 手裏剣は、当庵の剣はすべて崩残氏によって墨染めが施されているので、稽古後は油を引かなくても、さっとウエットティッシュで拭いて、さらに乾拭きをしておけば、致命的に錆びることはまずない。

 一方で、問題なのは刀だ。これには実に、神経を使う。

 なにしろ、息や唾でも錆びるようなデリケートなものを、この湿気の中、野外で何度も抜き差しし、添え手の技や納刀では、刀身に素手で直接触れるのだ。

 錆びないわけがない。

 どんなに細心の注意を払い、こまめにそして徹底的に手入れをしても、稽古に使う刀は、大なり小なり錆が出るものだ。

 愛刀・市原長光も、稽古に使っていることから、ほぼ毎日手入れをしているにもかかわらず、ハバキ元の峰に、目を凝らして見ないとわからないほどだが、ごくごく薄っすらとした錆が出てしまっている・・・。残念だが、いたしかたあるまい。

 これも、武用刀の宿命である。


 それにしても、これほどデリケートで錆びやすい武具である日本刀を、たとえば往時の水軍の兵や海賊は、いったいどのように使い、手入れをしていたのだろう? そこはもう割り切って、錆びて当たり前の消耗品と考えていたのだろうか。

 ひとつ言えることは、「ちゃん」こと拝一刀の必殺技である「水鴎流 波斬りの太刀」は、後々のメンテナンスが大変だろうなあということだ・・・(笑)。

おんぶ
▲自慢の乳母カー(機関銃付)だけでなく、たまにはおんぶもします


 (了)
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