盆踊り/(身辺雑記)
- 2013/08/04(Sun) -
 この週末は、拙宅のある団地の夏祭りであった。

 自治会の持ちまわりの役付きである広報部長になっている私は、もろもろの準備に参加しなければならなず、この1週間は稽古もままならない・・・。

 自分に子供でもいれば、「うちの子も楽しみしているから・・・」などと、祭りを盛り上げる意欲もわくのかもしれないが、妻も子もないやもめ暮らしの中年武芸者には、そういうインセンティブがそもそもない。

 一方で、こうした地域のボランティア活動というのは、当たり前のことだが、基本的に面倒なことは誰もやりたがらず、できるだけ人任せ、あなたまかせにしたいというのは浮世の常であり、サボる人はサボるし、適当な人は適当だし、無責任な人は無責任で、まじめな人はまじめとなり、結果、まじめで人のよい特定の何人かに負担が過剰にかかるのである。

 そういう状況を、しれっーっと傍観しているわけにもいかないが、さりとてあくまでもボランティア活動なのだから、道場で稽古をサボるタコ助を叱り飛ばすようなわけにも行かず、結果、「黙って粛々と、部長自ら、やるべき作業をこなす」しかないのである・・・。

1308_祭り
▲広報部長謹製の水ヨーヨーを使った、ヨーヨー釣り。1回50円なり


 さて、こうした夏祭りに関連するご奉仕活動の1つに、盆踊りの練習というのがある(爆)。

 なにが悲しくて、40過ぎの独身中年男が、地元の小学生やそのお母さん方に混じって、盆踊りの練習をしなければならないのか・・・とも思うのだが、「自治会各部から、3名以上は必ず参加すること」というきついお達しがあり、しかしわが部からの参加者は数が少ないことから、部長自ら踊りの練習に加わらねばならないというわけだ。

 泣けるぜ・・・。


 それにしても、盆踊りの練習など、小学校以来である。いや、当時も真剣に授業を受けた記憶がないので、事実上人生初ではなかろうか。そもそも、私は生まれてからこのかた、盆踊りに参加したことそのものがないである。

 ところでどうでもいいが、妙にダンスのうまい児童とか、そういった子供たちの統制がとれたパフォーマンスって、なんか大人に無理くり仕込まれた角兵衛獅子みたいで、また一方で子供なりの全開の自意識を無理やり見せ付けられているみたいで、しかもそこに何かエンタメ的な大人の打算のようなものが見え隠れするようで、なんか違和感を感じるんだよな。

 ピ●ーラの宣伝で踊る子供のダンスとか、よ●こいソー●ンで半ばセミプロチックに踊る人々とか・・・。そういう意味では、半分やる気のない遊び半分で参加している小学生たちの盆踊りの方が、よほど健全な気がする。

 ま、偏見です、スミマセン・・・。そもそも踊りとかダンスとか、あんまり興味ないので。

 閑話休題。


 さて、まずは生まれて初めての炭坑節。

 へ~、こうやって踊るんだ。ま、土方仕事は若いときにバイトでさんざんやったから、スコップで掘る動作とか、もっこ担ぎの形も違和感がない。楽勝だ。

 続いて東京音頭。

 曲は知っている。そしてまた、これも動作は簡単だ。しかし、最初の一歩が前進ではなく後退というのは、ちょっとトリッキーで、私の得意な空手道の形であるローハイを彷彿をさせるではないか。盆踊り、なかなか侮りがたいのう。

 そして、大東京音頭。

 ・・・? 東京音頭じゃないのか? 曲は、「♪と~きょ~、と~おきょおお、だ~いとおおきょ~♪」ってやつだ。なんとなく、『20世紀少年』の世界である。そして、このステップが・・・、難しい(汗)。半歩踏み込み、踏み込み、横捌き・・・、みたいな運足が、なんともトリッキーである。警視流居合の足捌きの方が、よほど簡単だ、マジで。


 その後、1時間以上にもわたり、延々と休憩なしで5~6種類の盆踊りを練習。

 終了後、ベテランのご婦人から、「市村さん、上手ね。どこかで踊りとかやってらっしゃったの?」と、聞かれたので、「はい、翠月流を少々」と答えた・・・、というのは真っ赤なウソであることは、言うまでも有馬温泉。

 盆踊り、恐るべし。

 さらば、わが夏。

 (おしまい)
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