肘に負担のかからない打剣/(手裏剣術)
- 2013/08/24(Sat) -
 最近、中距離の打剣の際、正中線に沿った上段からの本打ちではなく、体の右軸に沿った一重身での打剣に切り替えたこともあってか、本日の稽古では、翠月剣による5~6間での打剣が、いままでになく好調であった。

 これは過日、雑誌の仕事で高名なスポーツ整形外科の医師に取材をした際、話のついでに肘に負担をかけない手裏剣の打ち方について、医学的な見地からアドバイスしてもらった点が、活きているのかもしれない。

 これまで私は、向身で体幹の軸を立てたままでの打剣を心がけてきたのだが、「それではどうしても、肘に負担がかかる。投擲において、ある程度の距離になる場合、むしろ体を一重身に使い、体幹の軸に対して体を左右に旋回させる動きを加えた方が、肘への負担が少ない(W医師談)」とのことだった。

1308_向身
▲剣術の正面斬りの動きを活かし、1間半から向身で剣を打つ(合同稽古での手裏剣術講習会より)


1308_一重身
▲2間半の間合から踏み込んで、一重身で剣を打つ(合同稽古での手裏剣術講習会より)


 これについてはもう少し稽古を通して、自分の体で検証していきたいと思うが、肘の痛みや違和感が、それなりに軽減しているのは確かだ。

 また一重身の打剣は、剣の的中の精度も上げるような気がする。そうなると近距離での打剣でも、この一重身の打剣を、活用すべきなのかもしれない。

1308_貫通
▲本日の稽古中、距離5間半の直打で翠月剣を打ったところ畳を貫通。まあ、的そのものが軽量畳であり、しかもかなり劣化して薄くなっていたのだが・・・。それにしても、2~3間の近い間合からフルパワーで打つよりも、5~6間からふわりと打剣したほうが、むしろ剣に威力が乗ることがあるのは興味深い。何事も、力みは禁物ということか

(了)
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