下品で野蛮な指導/(時評)
- 2013/09/18(Wed) -

▲バレーボールでは、試合中に気合の入っていない子供には、びんたを連発して指導するらしい


 私は12才で日本柔術の門を叩いて以来、32年間、武術・武道の稽古をしてきた。

 その間、乱捕りでアキレス腱を切ったり、組手で骨が折れたり、木刀で指を潰されたりと、いろいろ身体を傷めるような稽古をしてきた。

 しかし武術・武道の先生や先輩方などの指導者から、この動画のような下品で野蛮な「体罰」を受けたことは一度たりともない。

 この動画を見ると、武術や武道よりも、バレーボールの方がよっぽど野蛮で暴力的だなと思う。スポーツって怖いんですね、ガクガク、ブルブル・・・(笑)。


 叩かれて「強くなる」、叩いて「強くする」というのは、動物への調教である。人間への指導ではない。そして生徒をぶん殴って得た「勝利」や「成果」などには、

 道端の犬の糞ほどの価値もない。

 それでは、試合で集中力を欠いたり、まじめに練習しない生徒をどうすれば良いか?

 試合中であれば、メンバーから外す。練習中であれば、その場から立ち去らせる。それだけでいい。そもそも、やる気や集中力のない者に、練習や試合などやらせる必要はないのだ。

 以前のブログでも同様なことを書いたが、

 芸事の稽古やスポーツの練習に必要なのは、生徒の主体性と指導者の真剣な導き、そして技術や精神の伝授にふさわしい「場」の緊張感である。そこに「体罰」などという、低次元の「暴力的支配」が入り込む隙間などはない。


 結局、指導でカネを儲けようとか、勝敗の結果で(指導者である自分への)評価を上げようといった、邪(よこしま)な心が指導者にあるから、こんな下品で野蛮な指導が、いまだにまかり通るのである。

 愚かなことだ・・・。

 (了)
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