自宅での稽古/(武術・武道)
- 2013/10/28(Mon) -
 先の週末は台風による雨のため、やむを得ず稽古会は休み。拙宅での自主稽古となった。


 自宅稽古場では、現在、的まで二間しか間合が取れないため、また天井の高さの関係もあり、手裏剣も抜刀も、もっぱら座技での稽古となる。

 まずは手裏剣術の、二間座打ちから。

 手裏剣術の座打ち(居打ち)は、正座、跪坐、居敷き、右足を中に入れた居敷き(いわゆる居合腰と同様)と、4種ある。中でも、正座や跪坐は、通常の立打ちに比べると、下半身の動きが制限されるので、ある意味では立打ちよりも難しく、センシティブだ。

 私の個人的な感覚では、三間の立打ち(八寸的)と、二間の座打ち(五寸的)は、ほぼ同程度の難易度に感じられる。

 また正座と跪坐では、まったく感覚が異なる。

 跪坐の場合、打剣の際に体幹の動きを有る程度加えることができるが、正座の場合は跪坐以上に姿勢が固定される。このため慣れないと打剣に威力が乗らないのだが、これが熟練してくると、速度はそれほどでなくとも、剣そのものの重さを活かした打ち込みができるようになり、深ぶかとした的中が得られるようになってくるから興味深い。


 二間座打ちの後は、居合。まず座技の形を抜いて、その後は試物の稽古を二種。

 まずは、手元から投げ上げた試物を、抜き打ちで斬る。鞘離れの拍子が重要である。また、切先、物打ち、はばき元と、試物を斬る部位も、適宜変化させる。次に、形の動きの通りに、着座の状態から初太刀の逆袈裟、二の太刀の左袈裟で、試物を斬る。屋内での斬りの稽古、特に据えた物を斬る場合は、そもそも斬れる試物を、斬れる刀で斬るので、斬れる斬れないではなく、狙った部位をどれだけ正確に、形通りの動きで斬れているのかを検証するのが稽古の主眼である。


 斬りの稽古の後は、座技の刀法併用手裏剣術。

 帯刀して着座し、二間の座打ちで打剣し、途切れることなく抜刀する。手裏剣の打剣から、柄に手をかけて抜刀するまでの一連の動きを、居着くことなく行うことが、この稽古の狙いである。これも手裏剣の打剣同様に、立ち技の刀法併用手裏剣術以上に、座技は拍子の居付きが明確に分かるので、個人的には座技での刀法併用手裏剣術は、非常に稽古の効用が高いと感じている。


 稽古の最後は、再び手裏剣の座打ちで、気息を整える。これで、おおむね1時間半~2時間ほどの稽古となる。


 なお、これは雨天などで週末の稽古場での稽古ができなかった場合や、日曜・祝日用のメニューで、平日の日々の稽古では、これらの科目から適宜チョイスして、体術やその他の武具の稽古も織り交ぜながら、より短時間で行っている。

 基本的に、稽古は毎日行うように心がけているのだが、実際には仕事で遅くなってしまったり、その他もろもろの用事や家事に追われたり、あるいは疲れて稽古をする気になれないときもままあるので、実際には毎月15~20日程度、稽古をしていることになる。

 年間を通して毎月20日以上の稽古というのは、なかなか難しいものだ。まあ、あまり回数にこだわるのも意味はないけれども、できればもう少し増やしたいと思ってはいる。

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▲本日の稽古で用いた、二尺一寸の無銘刀と25年式翠月剣

 (了)
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