禍福は糾える縄の如し/(身辺雑記)
- 2013/11/21(Thu) -
 武術・武道を嗜む者であれば、ケンカ自慢や街角の武勇伝など言語道断、そもそも暴力沙汰に巻き込まれた時点で、武術・武道人としては「負け」であり、己の不徳を省みるべきである。

 これは、私淑する野中日文師範の武道行動学に基づいた考え方であり、私も日々、その旨を己に言い聞かせている。

 ところがどういうことか、今月になって立て続けに、街中で2度もトラブルに巻き込まれてしまった。これもまた、己の不徳の致す所であろうか。


 2週間ほど前、都内での取材に向かうため、正午前に最寄り駅から電車に乗ったところ、ぐでんぐでんに酔っ払った年のころは50代後半から60代くらいの男に、因縁をつけられてしまったのである。

 いやはや、電車で酔漢に絡まれるなど、20数年ぶりであろうか・・・。

 しかたなく、もろもろ適切に対応し、結果、酔漢は警察官に連れて行かれ、私はとくにお咎めもなく、その後の仕事にも支障をきたすことはなかったのだが、そもそも酔漢に絡まれてしまった時点で、己の未熟を反省する次第である。


 さらに先日、やはり都内での取材に向かうべく、遅めの朝の時間に駅に向かって歩いていると、若い男が50代くらいの女性に大声で因縁をつけているのに遭遇。見てみぬふりもできないので仲裁に入ったのだが、こんどはそのチンピラが、私に向かって恫喝を始めてひと悶着。

 結果として、からまれていたご婦人は無事に逃がしてやり、なおかつ私も、そして相手も怪我なく済んだわけだが(苦笑)、「夜道に気をつけろ」だの「てめえの顔は覚えた」だの、往年の大映ドラマのような爆笑ものの脅し文句を言うものだから、「そうかい、そういかい。可愛がってあげるから、いつでもおいで(笑)」、などと言ってしまった自分は、まだまだ修行がたりんなと反省することしきりである・・・。

 しかし一方で、平日の昼間、人通りも少なくない駅前のバス通りで、ご婦人がチンピラに因縁をつけられて大声で恫喝されているのに、道行く人のだれもが見て見ぬふりをして通り過ぎていくというのはいかがなものかとも思う。直接止めに入るのが怖いのであれば、いまどきだれでも携帯やスマホを持っているのだから、110番くらいしてあげればよいのだ。

 ちなみに、110番をしてから警察官が現場に到着するまでにかかる時間をリスポンスタイムと呼ぶが、昨年度の全国平均は7分1秒だという。覚えておいて損のない、豆知識である。



 それにしても、ここ20数年、酒場や街角でこうした暴力沙汰に巻き込まれたことなどなかったのに、今月になって、こうも立て続けに巻き込まれるとは、いったいどうしたことか?

 私の住む地域の治安が急速に悪化しているのか、はたまた私の日ごろの行いが悪いのか・・・?

 いずれにしても、困ったもんである。

 (了)
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