白樫と赤樫/(武術・武道)
- 2013/12/04(Wed) -
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▲「翠月庵」の書体を変えた、新しい大小の木太刀


 今週末は、岐阜での合同稽古と手裏剣術講習会、そして忘年会である。

 今年の稽古を締めくくるべく(定例稽古は28日までアリマス・・・)、大小の木太刀を新調。庵号の書体も変えてみた。


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▲太刀のサイズは差料に合わせ、刃長で二尺二寸
ほどの「中刀」である。普通の木刀の長さだと、
差料に換算すると二尺五寸くらいになってしまう
のだよね・・・


 太刀は白樫、小太刀は赤樫である。

 一般的に、武術・武道の稽古では、木太刀や杖、棒などには、白樫を使うことが多い。白樫は粘りがあって折れにくいので、打ち合いの稽古に使いよいからだ。一方で、赤樫は、手ざわりはよいのだが、折れる時はスパッと折れてしまう、という。

 こうした事から、武術・武道の稽古で使う武具には、白樫のものが勧められることが多いのだが、個人的・体験的には、ちと疑問や不満がある。


 私は昔から赤樫の武具が好きで、それらを使ってきたけれど、木太刀にせよ六尺棒にせよ、いままで稽古で打ち合って折れたことも、折られたこともない。一方で、これは業の理合もあるのだけれど、相手の木太刀を折ってしまったことは度々ある。そのときの相手の木太刀は、いずれも白樫であった。

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▲今年、剣術の形稽古中に、叩き折ってしまった白樫の
木太刀。もっとも形の理合からいっても、相手の太刀を
叩き折る業なので、木太刀が折れるのは当たり前といえ
ば当たり前なのだが・・・


 また白樫の木太刀は、粘る分、打ち合いの稽古をしていると、ささくれてくる。このため、相手の首などに木太刀を密着させて押し斬りするような形の場合、注意して手入れをしておかないと、皮膚に刺さったりして危ない。

 この点、赤樫の場合は、打ち合っていてもへこむことはあるが、表面がささくれるということはないので、安心である。

 しかし木太刀にせよ真剣にせよ、「折れる」というのは、やっとう遣いにとっては致命的なことなので、よく斬れる硬い(折れやすい)刀より、あまり斬れなくても粘る(折れにくい)刀の方が、はるかに良い。こうした意味で木太刀においても、ここ3年ほどは白樫の木太刀を使っているのだが、やっぱりささくれるから嫌なんだよね・・・。

 手ざわりも、白樫はもさっとした感じだしなあ(苦笑)。

 (了)
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