小太刀と飛刀と忘年会/(武術・武道)
- 2013/12/08(Sun) -
 この週末は、毎年恒例となっている、戸山流居合抜刀術美濃羽会中津川稽古会との冬季合同稽古・手裏剣術講習会・忘年会に出席するべく、中津川を訪れた。


 朝、拙宅を出て、新宿から「♪8時ちょうどのぉ~、(スーパー)あずさ『5』号でぇ~♪」(狩人)、まずは塩尻に向かう。

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▲2号じゃあ、ないんだよ


 塩尻で特急しなのに乗り換え、中津川駅についたのは12時5分。駅で中津川稽古会のO先生と待ち合わせ、早速体育館へ。

 まずは中津川稽古会の皆さんの稽古に加えていただき、合同稽古。今回は、戸山流の「短刀組太刀」を稽古する。

 小太刀を遣う際、一般的には、

・真半身になること
・「攻めの気」で対すること
・入身の拍子

 以上の3点が、基本的なポイントになる。

 これを念頭において、受け流しやかいくぐり、打太刀の突きをなやして入身して位に附けるなどの形を学ぶ。とくに、突きをなやした後、相手の鎺元に摺込んで位に附ける技において、「三角のカネ」の重要性を改めて認識することができた。

 組太刀の稽古の後は、体育館から場所を移動して、手裏剣術講習会。

 今回は、短刀組太刀の稽古に合わせて、脇差を手裏剣に打つ飛刀術を稽古していただく。中津川稽古会の皆さんは、毎年2回の合同稽古で毎回、当庵の手裏剣術講習を受けているので、打剣の基礎はできている。このため今回は、ざっと見本を見てもらったあとは、すぐに実地で飛刀を打ってもらう。

 当庵の飛刀術の基本形である、「上段」、「八相」、「脇構え」のほか、できる人には、「鞘遣上下二刀」という、やや難しい片手打ちの形も稽古してもらった。

 またO先生の兄弟弟子であるMさんからは、「抜打ちで一気に、脇差を打てないだろうか?」とのご指摘をいただき、新しい飛刀術の運用について、貴重な知見を得ることができた。これについては、さらに検討して、翠月庵の飛刀術、六本目の形として加えようと思う。

 飛刀の講習会の後は、鍋を囲んでの忘年会。

 ご当地の地酒「女城主」の新酒をぐいぐい飲むうちに、いつしか私は記憶を消失。

 後から聞いた話では、私は「なぜ、昔のドラマの悪役は、いちいち『死ねえー!』とか叫びながら、斬りかかるのだろうか?」などという、どうでもいい話を、延々としていたらしい・・・。

  酒は飲んでも、飲まれるなっと。

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▲まだこの頃は、記憶はありました。忘却とは、忘れ去ることなり・・・


 翌朝、みっともないことに、重度の二日酔いにさいなまれつつ、己の不徳を痛感。

「泥醉の翌朝に於けるしらじらしい悔恨は、病んで舌をたれた犬のやうで、魂の最も痛痛しいところに噛みついてくる。夜に於ての恥かしいこと、醜態を極めたこと、みさげはてたること、野卑と愚劣との外の何物でもないやうな記憶の再現は、砒毒のやうな激烈さで骨の髓まで紫色に變色する」(萩原朔太郎/宿酔の朝)

 朝食後、竹を試物に、斬りの稽古を行う。
 
 そして2日間の充実した時間は、あっという間におしまい。

 O先生ほか、中津川稽古会の皆さん。今年もありがとうございました。次は、春の苗木城武術演武会でお会いしましょう!


 帰路は木曽路をへて、新宿へ。鉄路の旅とあいなった。

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▲ポカリがしみるぜ・・・

(了)
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