審査/(武術・武道)
- 2014/02/20(Thu) -
 昨日の空手道の稽古では、来週、その教室での審査があるため、一般部の初学者の皆さんへの形指導をするように仰せつかった。

 生まれて初めて空手道の審査に望む中高年の皆さんなので、形は指定形の平安二段である。正しい前屈立ちや基立ち、中段突きの位置(高い人が多い)、極め、形の拍子などについて、アドバイスさせてもらった。

 中高年の稽古者の場合、試合や演武に出ないという人も少なくないので、審査は貴重な「真剣勝負」の場となる。それだけに、皆さんにはがんばってほしいものだ。


 当庵の手裏剣術稽古においては、いわゆる審査というのはない。

 普段の稽古の中で、切紙や目録など各位階で定めた所定の術技ができているようなら、改めて稽古総見し、問題なければ切紙なり目録を出すという形式をとっている。

 手裏剣術の実力について、流儀・会派にかかわらず一般的な目安としては、まず三間直打ができるようになれば、とりあえず現代武道で言うところの「黒帯(初段)」というところだろうか。

 根岸流の成瀬関次師は、「十歩の間合で八寸的に六割の的中ができるようになれば、現代武道で言うところの錬士・五段相当」と明記しているので、現代手裏剣術においても、指導者や道場長には、最低限この程度の実力が求められるであろう。


 いずれにしても、段位や伝位といった具体的な目標がないと、なかなか稽古を続けるモチベーションが上がらないのも人情というものだ。一方で義理許しや金許しなど、段位・伝位の認定を、金儲けの材料にするのは言語道断であることは、言うまでもない。

 もっとも、その人の業と人品を見れば、段位や位階が実力に見合っているのかは、すぐにわかることだ。実力の伴わない段位・位階ほど恥ずかしいものはないし、人品の下劣な有段者ほど始末の悪いものはない。

 (了)
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