異界の舞い~石見神楽を見る/(旅)
- 2014/06/01(Sun) -
 とある雑誌の依頼で、島根県に向かった。

 最近、業界も不景気で、あまり遠方への取材には行かせてくれないため、久々の地方取材である。

出発_140529_094546


 今回の旅の目的は、石見神楽を見ることだ。

 初めて見るその舞いは、実に土俗的で、しかも演劇性の高いものであった。

 舞い手は数十キロもの重さの伝統的な装束をまとい、「乱舞」という言葉そのままの激しい拍子で舞う。

 舞の終盤、神の面をはずし直面(ひためん)になって舞い続ける舞い手の表情は、見ているこちらがぞくっとするほどの、神々しさを感じさせる。

神楽_140529_194038


 翌日、島根と広島の県境に位置する、匹見峡を訪ねる。

 山育ちの私にとって、匹見の渓谷は、もう無くなってしまった故郷の清流のように見えた。

匹見_140530_104237


 旅に欠かせない、旨い物。

 旬の活きイカは、その歯ごたえといい、甘さといい、有名な函館のイカをはるかに凌駕する、誇張なし、極上の味わいである。

イカ_140530_124651


 冬は暗く強風が吹きすさぶという山陰の海も、この季節はラピスラズリを思わせるウルトラマリンブルーに輝く。寂れた漁師小屋も、風景に色を添える。

日本海_140530_151334


 そして旅は終わり、再び修羅の日常へ。

 島根県石見。じつに奥深い、旅心をそそる土地であった。

帰路_140530_180146


 ちなみに、島根には砂丘は無い。それは隣の県だそうな・・・(吉田君談)。

 (おしまい)
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