平成26年度 翠月庵夏季合宿/(手裏剣術)
- 2014/07/08(Tue) -
 今年で3回目となった、手裏剣術伝習所 翠月庵の夏季合宿。今回は「中・長距離打剣と相対稽古」をテーマに、2日間みっちりと手裏剣を打った。

 1日目は、中・長距離打剣として、5~8間の打剣を稽古した。

 当庵では、武術的な手裏剣術の稽古として、一義的な意味のある5間までを基本的な教習体系として編纂しており、それ以上の間合については、各人の研究課題としている。

 私自身の成果としては、6~7間の打剣の稽古を重点的に行うことで、結果として5間間合での打剣の精度・威力が相当に向上したように感じられた。いずれにしても、手裏剣術の稽古では、想定する間合にプラス1~2間の間合での稽古が重要になるのはいうまでもない。

 中・長距離打剣の稽古に続いては、剣術、抜刀術を稽古。

 続いて、Y氏とK氏の目録総見を実施した。両名とも、当庵での稽古年数すでに5~6年におよび、打剣もそれぞれ最大で7~9間を通す業前である。併習業である剣術・抜刀術の稽古にも充分精進していることから、今回、翠月庵の手裏剣術目録を印可した。

 以上で合宿1日目は終了。

 宿に戻り、夕食そして小宴。旨い酒と、心づくしの肴を楽しみながら、武術談義に花が咲く。


 2日目。

 午前中は、まず1時間ほど打剣をし、昨日の復習を。その後、手裏剣術の相対稽古を行う。

 「手裏剣の当て方」「避け方」についての口伝伝授のあと、実際に模擬手裏剣を使っての稽古。さらに知新流における「打出目付之事」「手裏剣留打ち様」などを解説、稽古する。

 続いて翠月庵の刀法併用手裏剣術の形について、模擬手裏剣を使い相対稽古を行う。実際に相手を立てることで、打剣の目当てや間合、拍子などの課題がより鮮明になってくる。

 午前中の〆は、古流の脇差を使った飛刀術を稽古。円明流の「手裏剣打ち様」、未来知新流の「飛竜剣」、堤宝山流の「飛龍迫」「臥龍迫」、心形刀流の「三心刀」などの形を、実際に相手を立て、脇差を模した模擬刀を打って稽古をする。

 昼食後、午後からは吹き矢を体験。その威力、精度に驚きつつ、手裏剣術とはまた一味違った武具の稽古に一同集中、楽しむことができた。


 こうして手裏剣術三昧の2日間は、あっという間に終了。

 今回も実に充実した2日間となった。


■合宿日程
1日目
11:00 現地着、昼食
12:00 設置開始
13:00 手裏剣術稽古:各自打剣(ウォーミングアップ)
14:00 手裏剣術稽古:中・長距離打剣(五間以上の打剣)
16:00 剣術稽古
  :30 抜刀術稽古
17:00 目録総見
  :30 終了
19:00 夕食・小宴

2日目
09:00 手裏剣術稽古:各自打剣(1日目の復習)
10:00 手裏剣術稽古:相対稽古(基本/当て方と避け方)
11:00 手裏剣術稽古:相対稽古(刀法併用手裏剣術の形に基づいて)
  :30 手裏剣術稽古:相対稽古(古流の形/飛龍剣、飛龍迫、臥龍迫、三心刀)
12:00 昼食
13:00 吹矢講習
14:30 撤収
15:30 解散

 (了)
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