冥界/(身辺雑記)
- 2014/08/19(Tue) -
 昼間から真澄の純米を飲みながら『子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』を見ていたら、酔いつぶれて眠ってしまった。

 ふと気がつくと、なにやら念仏が聞こえる。

 複数の坊主が唱える野太い念仏の唱和は、倍音の響きが意外に心地よい。

 いよいよオレにも、お迎えが来たか・・・。

 いや、うちは代々神道なんだから、お迎えが来るなら念仏ではなく祝詞のはずなんだがな。

 アルコールでぼんやりした頭で呆然としながらも、窓から念仏の聞こえる方を見ると、団地の横を流れる川で灯篭流しを行っていた。その念仏が聞こえてきたというわけだ。

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 死者の魂は灯篭の灯りに送られて、彼岸に帰っていく。

 そして間もなく、夏も終わる。

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 生まれ、生まれ、生まれ、生まれて、生の始めに暗く
 死に、死に、死に、死んで、死の終わりに冥(くら)し。
                    (空海『秘蔵宝鑰』)



 (了)
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