当身は急所に/(武術・武道)
- 2015/01/07(Wed) -
 本日は空手道の稽古始めであった。

 久々に全力で突き蹴りを繰り出し、心地よい汗をかく。


 ところで本日、約束組手をやっていて思ったこと。初心者の多くが、中段にせよ上段にせよ、漫然と突きを繰り出すだけで、「急所に当てる」という感覚が希薄なのは問題があると思う。

 古流柔術の殺法ほど繊細な急所への当身という感覚は必要ないだろうが、せめて中段突きで正面なら水月、側面なら月影・電光、上段突き正面であれば人中または下昆、側面であれば霞、下突きや中段蹴りであれば明星などといった程度の急所は理解して、しっかりとその部位へ(寸止めにて)当てることを心がけることが必要であろう。

1501_当身
▲『柔術生理書』(井ノ口松之助著/明治44年)掲載の急所図


 また有段者であれば、「的は身の内一・二寸」という古伝の空手術の教えを常に念頭に置き、たとえ簡単な寸止めの約束組手でも、あるいは自由組手であっても、常にそれを意識しておくべきであろう。

 もっともたとえば八光流柔術では、「筋骨が緊張している部位は、すべて急所である」との教えもあるから、そういう意味では相手の状態においては、どこに当ててもそこが急所という理屈も成り立つのであるが・・・。

 そういえば、かつて同流伊豆道場で稽古をしていた幼少の頃、「唐手払い」という名の当身技があったのだが、これが実に痛い当身で、稽古するのがひどくつらかった記憶がある(苦笑)。

 痛み受けをする場合も、なるべく肘や手首、膝や足首など、関節部分を狙って当て受けするようにすると効果的であることは言うまでもない。

 (了)
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