風と手裏剣/(手裏剣術)
- 2015/01/19(Mon) -
 先週の稽古は、かなりの強風の中で行った。

 稽古開始からしばらく、2~3間でどうも剣に押さえが利きすぎて、うまく的中せずに難儀する。一方で、5間~5間半ではいつも以上に的中率がよい・・・。

 はて、どういうことかと思うことしばし。

 考えてみるとこのときは、標的の畳が風圧で倒されてしまうほどの強風であった。しかも、完全な追い風である。

 どうも風が、剣の刺中に影響を与えているように思えてならない。

 体験的に、40グラム前後の軽量剣の場合、強風の向かい風の場合など、風に吹き戻されてうまく刺さらないということは良くあることだ。

 しかし翠月剣のような140グラム以上もある剣の場合、さすがに向かい風で吹き戻されて刺さらないというようなことはこれまでなかった。

 一方で本日のように追い風の場合、いつも以上に剣が“走る”ようで、手之内の押さえが普段のままであると利きすぎるようである。このためいつもよりも押さえを利かせずに打つことで、刺中を安定させることができた。

 こうした気候の打剣への影響などというものは、屋内での稽古ではなかなか経験できないことであろう。

 常設の野天稽古場ならではの、武術としての手裏剣術の経験知を、また一つ得ることができた。

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▲屋外では、風は想像以上に打剣に影響を与える


 (了)
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