「ヘイト」という女中根性/(時評)
- 2015/02/13(Fri) -
 最近ネットなどで目に付く不快な風潮に、たとえば何かの事件やトラブルがあったりすると、その相手を何の根拠もなく特定の在日外国人扱いするというものがある。

 こんな情けないヨタ話を真に受ける人間が、そんなにいるとは思わないが、そもそも自分にとって都合の悪いことや気に食わないことは、すべて外国人や自国に暮らすマイノリティのせいにするというのは、なんともさもしい「女中根性」である。


「女中根性というのは、自分の実力を全力発揮するチャンスのなかなか得られない、お屋敷奉公(これは嫁入り修業の行儀見習を兼ねていた)の町人の娘が、互いに隠れて朋輩のけなし合いにうつつをぬかすような態度をいい、表面は「お堅い」のですが、精神が非独立的で非生産的なのです。移動の自由が少ない社会では、男にもこういうのがいるでしょう」
(兵頭二十八/日本勇気倍増計画HP(http://www.gotoyoshinori.com/028hyodo/post_67.html)『9)勇気と度胸/為永春水/勇気は景気次第(前編)』より)



 人種差別というのは安直なものだ。

 たとえば「自分は日本人である」という事実は、日本人に生まれれば誰でも日本人であることができる。

 そこには、努力も精進も必要がない。

 そういう安直なところに、己の優越感・存在意義を置くというのは、実に情けないことだ。

 一方でだからこそ、今の世の中に不満のある、しかし自分で自分の運命を切り開くガッツのないヘタレたちが、こぞってヘイトに走るのであろう。
 
 自分の人生に真剣に取り組んでいれば、ヘイトで憂さ晴らしをするような下らない時間はないはずだ。

 ネットで「在日認定」とか書いて下卑た笑いをしている暇があったら、素振り1000回でもしとけってなもんだ。いやほんと、本気(マジ)で。


~世の中に不満があるなら自分を変えろ。 それが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ~(『攻殻機動隊』より)

 (了)
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