昇級審査にて/(武術・武道)
- 2015/03/05(Thu) -
 最近、稽古の優先順位は、1.柳剛流、2.手裏剣術、3.空手道、4.その他、となっている。

 ま、こればっかりはしょうがない。人生には常に、なんらかのトリアージが必要だ。

 おまけにここしばらく、年度替り前後の締め切りラッシュで、生業である売文が、もうにっちもさっちもいかないほどの忙しさである・・・。

 そんなこんなで、昨日は3週間ぶりに空手の稽古に出たのだが、なんとこの日は、昇級審査の日であった!

 私はもう、「級」の時代ははるか彼方のお話なので受審するでもなく、さりとて準備や進行要員でもない。結局、小一時間ほど基本や移動をやったあと、審査を見学することに。

 今回受審するのは、下は就学前のちびっ子から、上は70代の方まで幅広い。


 さてそこで、特に空手道を始めて1~2年の、小学生以下の子供たちを見ていて思ったこと。

 全体的にどの子も、手技より蹴りの方がうまいんだよねえ・・・。

 一般的に、というか昔は私が学んだ流派では、「足技3年の手技3月」などと呼ばれていた。つまり、突きや受けに比べると、蹴りというのはそれくらい習得が難しいのだよ、ということである。

 ところが子供たちの動きを見ていると、突きや受けなどはそれなりに稚拙でぎこちないのだが、前蹴りなど、しなやかに足が伸び、中足もしっかり返っていて、結構上手な子がかなり多いのだ。

 これってどうなんでしょう? サッカーとかが普及した影響とかあるのかね? あるいは、子供たちの身体特性が変わってきたとか・・・?

 ま、たまたま蹴りの上手い子が多かったというだけの事かもしれないが。


 蹴りの上手い下手には直接関係ない話だが、過日、ある医師と話をしていたときに話題になったのだが、最近の子供たちは正座はもちろん、蹲踞ができない子が結構いるのだとか。さらには、「しゃがむ」という姿勢そのものが、取れない子がいるのだという。

 「洋式トイレが普及したことが大きいのかもしれません。このため、日常生活で"しゃがむ”という姿勢をとらなくなったのですね。しゃがめないのですから、さらにバランス感覚が必要な蹲踞など、できなくなってしまうのでしょう」とのこと。

 一方で蹲踞という姿勢は、子供や高齢者など、比較的虚弱な人には、バランス感覚や下肢を鍛えるという点で、非常に有益な動作・姿勢なのだと、その医師は強調していた。

 蹲踞や正座ができないというのは、我々、オールドエイジの武術人にとっては想像の埒外であるが、身体の所作などというものは、ほんの20~30年もすれば変わってしまうものなのであろうなと、しみじみ思った次第。

 というわけで、ちびっ子たちは、もっと相撲をやりなさい!

 まじめな話、相撲って、子供たちの体作りにはすごくいいのだと思うけどな。

 (了)
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