柳剛流、稽古の徒然/(柳剛流)
- 2015/03/24(Tue) -
■柳剛流の読み方について

 過日の稽古時、柳剛流の呼称について改めて小佐野先生に伺ったところ、「柳剛流は、リュウコウリュウと読む」とのことであった。

 これで、

・主に埼玉県に流布した柳剛流を調査・研究した山本邦夫教授の著書の記述
・剣術史家の辻淳氏が調査した際の、岡田十内子孫・岡田弘氏の証言
・仙台藩伝を相伝した小佐野先生の指摘

 以上3つの証言・指摘ではいずれも、柳剛流は「リュウゴウリュウ」ではなく、「リュウコウリュウ」と読むということであった。

 ということで、柳剛流の正しい読み方は、「リュウコウリュウ」ということで良いと思う。

 もっとも口語・話し言葉として「リュウゴウリュウ」という呼び方広がっているのは、今も昔も同じであったのではなかろうか? またなんとなく、話し言葉で「リュウコウリュウ」と呼ぶと、“流行流”?みたいにイメージしてしまい、ちょっと何かもしらんね(笑)、「リュウゴウリュウ」の方が、なんとなく豪気な感じがするのは私だけかな。


■切紙の教習の意味

 柳剛流の稽古では、まず切紙の階梯で剣術として「右剣」と「左剣」の二本の形を徹底的に練磨し、次いで居合五本、突杖五本を学ぶ。

 各師範家の発行した切紙を比較しても、一部に柔術の形が数本組み込まれていたり、突杖が省略されていたりするなど若干の相違はあるものの、基本的には上記のように剣術二本、居合五本、突杖五本というのが一般的のようである。

 実際にこれらの形を稽古してみると、「なるほど、まずはこれらの形を徹底的に反復することで、柳剛流ならではの体動・体捌きを体になじませ、しみこませるのだな・・・」ということが実感できる。

 今朝も居合を小半時ほど抜いたのだが、かなり身体的にきつい鍛錬のしがいのあるものだ。形の本数は少なく太刀筋もごくシンプルなものであるが、一方で豪壮であり古流らしい質実剛健な形(業)という印象が強い。

 流儀の根幹となるたった二本の剣術形と、わずか五本の居合をひたすら稽古しぬくことによって、当流を遣うための心身の土台を作り上げる。

 目録段階で学ぶ剣術形である「青眼右足頭(刀)」や「青眼左足頭(刀)」、「中合剣(刀)」などといった、いかにも柳剛流らしい業の数々も、初学の切紙時の鍛錬が育んだ土台となる心身があってこそであり、それゆえの「断脚之術」なのだという、流祖の思想をしみじみと感じる。

 おかげで今日も、朝から足腰が筋肉痛だ・・・(笑)。

 (了)
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