まぼろしの噺家と池袋の鰻/(身辺雑記)
- 2015/05/20(Wed) -
 ここしばらく、多忙である。

 先月末、6月初めに発行する介護保険に関する書籍を校了したかと思えば、この秋に発行する高齢者向けのトレーニング本(192ページ!)の、初稿の締め切りが来月末。

 これをこなしながら、某私大の研究者向けインタビュー記事を月2本、新聞に掲載する一般向けの医療記事を月2本、医療・社会福祉法人向け雑誌の経営者インタビューを月1本、それぞれ取材・執筆。

 さらに今月は、旅行雑誌に掲載する旅館の紹介記事、JRの「青春18きっぷ」を使った鉄道旅行のルポなどの記事も執筆せねばならない。

 これらの仕事をこなしながら、毎日、厳しい鍛錬を・・・・・・、と言いたいところだが、先月は岐阜で手裏剣術の、今月は山梨で柳剛流の演武を無事に行ったこともあり、今月はこれまで、いささか多忙にまぎれて自分の稽古をサボりぎみであった。とりあえず、本日からまた、気合を入れなおさねばなるまいと自省している今日この頃である(爆)。

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▲某大学キャンパス内で、インタビューの合間にテープ起こし


 そんななか先日、久々に相方と一緒に江戸へ出る。

 5月中席の主任が、知る人ぞ知る"まぼろしの噺家”柳家小のぶ師匠だということで、まずは池袋演芸場へ。普段、平日は4~5人しか客がいないことも珍しくない高座は、追加のパイプ椅子が出されているほどの盛況ぶり。

 席に着いたのは、ちょうど正蔵の途中だったのだが、小朝が厳しく仕込んでいるせいか、こぶ平も一丁前の噺家らしくなってきたなと、改めて実感。さらに精進してほしいものだ。

 小のぶ師匠の噺は、独特の人情味と弛みが、かめばかむほど味わい深い、スルメのような滋味あふれるものであった。

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▲先代の小さんが、「さん」付けで呼んでいた事でも知られる、”まぼろしの噺家”小のぶ師匠。夜の部の主任の喬太郎と並んで、堂々の二枚看板!


 江戸の話芸を満喫した後は、池袋演芸場の帰りに必ず立ち寄る「うな鐵」で一杯。

 鰻が高級食材となる昨今、この雑っかけな鰻専門店では、酒の肴として鰻の串焼きを安価な値段で提供し続ける、酒呑みにとってはなんともうれしい名店だ。

 あさ開のぬる燗と共にいただく鰻のカブトやレバー、串巻きなどの数々が実に味わい深い。そして今日の噺について、ああでもない、こうでもないと語り合いながら、一杯また一杯と旨酒の杯を傾ける。

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▲うな重も旨い


 初夏の夕暮れ時にいただく、旨い料理と旨い酒。

 嗚呼、日本人に生まれてよかった・・・。

 (おしまい)
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