好みと使用頻度/(身辺雑記)
- 2015/08/06(Thu) -
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       ▲『エイシェント・イタリアン』による、朝の5枚引き


 それなりに気まじめに、そして必死で孤軍奮闘してはいるが、なんとはなしにぴりっとした仕事にならない1日か・・・。

 朝めくって夜見直すのも、卜占の稽古というやつである。


 ロ・スカラベオの『エイシェント・イタリアン』は、カードのすべりがよくたいへん使いやすい。最近、ようやく手にも、そして形而上でも自分になじんできた気がする。

 面白いもので、タロットというやつは、手に入れてすぐにピリッとなじむものもあれば、使いこなすまでに時間のかかるものがある。ま、相性というやつで、これはカードも武芸も、あるいは人間関係も同じかもしらんね。


 これまで使ってきたカードで、手に入れてすぐに心身ともになじんだ一番のカードは『アクエリアン・タロット』だった。

 発表されたのは1970年という、比較的新しいタロットだが、デビッド・パラディーニによるオーセンティックなデザインはたいへん印象的で、20世紀後半の名版タロットといっても過言ではないだろう。

 このタロット、横幅がかなり広く手の小さい私には少々使いづらいのだが、どういうわけか手に入れたその日から、非常に落ち着いて扱えるという感覚が強く、心身によくなじんだ。

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       ▲柔らかいデザインとアンバーな色合いが魅力の『アクエリアン・タロット』


 私がタロットによる卜占を始めたのは、かれこれ30年以上も前の10歳の時からなのだが、その当時の憧れのカードがこのアクエリアン・タロットであった。しかし実際に手に入れたのはかなり後年であり、そういう意味では長年思い入れがあったことも、手に入れてすぐになじんだ要因なのかもしれない。

 ところが面白いことに、実占ではこのカード、あまり使わないのである。

 日常的な実占では、ウェイト版かロ・スカラベオのマルセイユ版(いずれもポケットサイズ)を使うことが一番多く、次いで1JJ版、あるいはドイツ・ウェイト版、時々エイシェント・イタリアンといった風で、アクエリアン・タロットの出番はあまりない。それでも、自分の好きなタロットベスト5には、必ず入るであろうものが、このアクエリアン・タロットなのである。


 自分自身の好みと、実占者としての使用頻度との乖離というのは、なかなかに意味深長だ。武術でもそういうことがあるよなあなどと、一人納得する深夜のひと時であった。

 (おしまい)
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