二尺七寸/(柳剛流)
- 2015/09/18(Fri) -
 先日の水月塾本部の稽古では、師のご指導により二尺七寸の刀をお借りして柳剛流の居合を抜いた。

 普段、私が居合や抜刀術の稽古で使っているのは、最も長いもので二尺四寸五分、最も短いもので二尺一寸であり、一番よく稽古で使っているのが、二尺二寸一分の市原長光である。

201509_長光
▲我が愛刀「監獄長光」こと、市原一龍子長光。いつ見ても、惚れ惚れするねえ・・・



 以前、武友の差料を借りて何度か二尺七寸を抜いたことはあるものの、この寸法の刀はやはり長く、そして重い。しかも、柳剛流の居合は、かなりフィジカル的に厳しい体動を要求されるので、なおさらシビアに感じる。

 (二尺七寸でこんだけシビアなのだから、三尺三寸を抜くという某流とか某々流というのは凄いなあと思う)

 ところがどうだろう、小半刻もそれで稽古をしていると、二尺七寸という長さやその重さが、むしろなじんでくるように思える。形を行ずるごとに、「鍛錬をしている」という心地よい感覚が実感できるのである。

 もっともこの二尺七寸、師が拵えとして最適な鍔や柄、金具などを用いており、長さに比べて重さの負担が非常に少なくなるよう配慮された、絶妙なバランスの差料なのだ。

 ゆえにその長さに比べて、重さをあまり感じないのである。武用刀というものは、単なる長さや重さよりも、バランスが非常に大事なものだ。

 また形の理合としても、「ある程度の刀の長さがあればこその、柳剛流居合である」とのこと。


 がんばって小遣いを貯めて、稽古用に長めの居合刀がほしいところだが、なにしろ手元不如意な昨今。新調できるのはいつになることやら・・・・・・(苦笑)。

DSCN0681_柳剛流居合
▲仙台藩角田伝 柳剛流 居合「左行」。使っているのは二尺四寸五分

 (了)
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