秋分雑想/(身辺雑誌)
- 2015/09/23(Wed) -
 銀色週間も今日で終わり。

 私は年明けに発行されるドライブ本の編集仕事があり、土日のみの休みであった。日曜は、甥っ子との相撲20番勝負で0勝20敗と負け越してしまい、そろそろ引退を考えねばならないのかもしれぬ。

 しかし、半年前には突き倒ししかできなかった4歳児が、今回は右四つからの上手投げとはたき込みを覚えていたのは、彼の両親の相撲英才教育の効果であろう。

 もう少し大きくなったら、伯父さんがとったりや外無双を教えてあげよう。

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 安保関連法案に関して思うこと。

 今回の成立過程を見ていると、手続きの筋論としてあまりに乱暴であり、立憲主義の根幹が破壊される様子が目の前で日々展開されていくのは、できの悪いB級映画を見ているようだ。

 私は軍事的合理性という観点から、集団的自衛権は必要だと考えるが、だとしてもその行使を実現するための手続きは、立憲主義に基づかなければならないのは言うまでもない。

 そういう意味で、時の政権の都合のよい解釈の拡大でガンガン押しまくり、横紙破りを繰り返す安倍政権=現在の自由民主党は、国力を無視して勝ち目のない愚かな戦争に突き進んだ、戦前の軍国主義者・国粋主義者たちと本質的には同じようにしか思えない。

 ことに、最近の自民党の若手・中堅議員に強く見られる、基本的人権や表現・報道の自由を制限すべきであるという思考は、非常に危険なものだ。

 結局のところ、われわれ市民にできることは、間接民主制という制度に基づいて各人の選挙権を行使することしかあるまい。

 しかし、その民主主義そのものが否定され、権利の行使が抑制されるような世の中が万が一到来するようなことがあれば、その時には井上日召の「一殺多生」という思想を、今一度見直さねばならないかもしれない。

 嫌な渡世だなあ・・・。

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 シルバーウィーク中は仕事といっても、なんとなく作業がはかどらないので、気分転換に早めの衣替えをした。秋~冬物の長着や羽織などを出して、風を通し、洗うべきものは洗い、たたみ皴ができてしまったものにはアイロンをかけ、ほつれを繕う。

 夏は浴衣姿の人を街中で見ることも多く、「和服の季節は夏」といったイメージを持っている人もいるようなのだが、実は夏は一番和装をしづらい季節である。

 なぜならば・・・、暑いから(爆)。

 昨今の日本の夏は、常軌を逸しているほど暑いので、絽や紗の着物だろうと浴衣だろうと、やっぱり暑いのである。

 この季節に一番涼しいのは、外出時は短パンにTシャツであろう。また室内では、やはり下帯一本だが、これは一人法師のみの特権だ・・・。

 ゆえに、乾いた秋風が吹くこれからの季節から、ようやく快適な和服生活が送れるようになる。

 もっとも和服生活などといっても、私の場合「着物を着たまま畳の上に寝転がって、ひじ枕で冷酒を飲んだり、カレー南蛮を盛大に啜りながら食べたい」という質素なものなので、木綿やウールなど気軽に洗濯やクリーニングができるものが中心だ。

 泥大島を着て松屋でカレー牛を食べたり、結城を着ながら池袋西口の安い一杯飲み屋で「タハ、オモチロイ・・・」などとつぶやきながら酩酊するガッツは私にはない。

 ま、そんな高価な着物は持っていないんだけどな・・・。


 てな訳で、去年の冬はあまり和服は着なかったが、今シーズンはできるだけ積極的に着たいものだ。

 (おしまい)
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