一重身、一文字腰、撞木/(柳剛流)
- 2015/11/13(Fri) -
 稽古では、まず準備運動をかねて、師よりご指導いただいた浅山一伝流の構えによる足腰の鍛錬法をみっちりと行う。もうこれだけで、下半身がパンパンである・・・(苦笑)。

 次いで木剣と長刀の素振りの後、柳剛流の形を復習する。



 先日の本部稽古で、師より一重身についてご指摘をいただいたので、本日はこの点に一段と留意をする。

 そこでハタと思い至ったのは、一重身がしっかりとれていない時は、必ず撞木足が崩れている。逆に、しっかりと撞木足ができている場合、いやでも腰は一文字腰となり、身は精緻な一重身になるということだ。

 ま、当たり前といえば当たり前の事、古流においては基本のキであり、何をいまさらという感じであるが、一方で正しい一重身、正しい一文字腰、正しい撞木足というのは、なまなかにできるものではない。

 ある意味で、「完全な一重身」「完全な一文字腰」というのは名人・達人の領域であり、私のような凡俗は日々、その理想の身勢を念頭に稽古を繰り返していくしかない・・・・。



 この点に意識をおいて、しっかりとつま先を開いた撞木足での構えと運足を心がけると、より精緻な一重身をとることができる。

 それは、ほんの2~3寸ほどの、つま先の位置の違いだ。

 しかし、このほんのささいな点に、死命を制する重要な身体の使い方があるというのが武術の醍醐味であり、それに気づいた時の喜びというのは、武芸を学ぶ者のみが知る至福の瞬間なのである。

 (了)
スポンサーサイト
この記事のURL | 柳剛流 | ▲ top
| メイン |