柳剛流のふるさと、幸手の銘酒(その1)/(柳剛流)
- 2016/03/03(Thu) -
1603_酒


 柳剛流の流祖・岡田惣右衛門奇良は、武州葛飾郡惣新田、現在の埼玉県幸手市に生まれた。


 さて、東武日光線幸手駅から歩いて10分ほどの場所に蔵を構える石井酒造は、創業天保11(1840)年という歴史ある酒蔵である。

 天保11年といえば、すでに流祖は鬼籍に入った後だ。

 しかしその後、流祖生誕の地であるここ幸手では、直門の師範家である松田源吾が江戸とこの地を往復して数多くの優れた柳剛流剣士を育成し、あるいは松田の弟子で柳剛流第三世代の師範家として門人は3000人にも達したという、武州における柳剛流の大家・岡安英斎が活躍してきた。

 とすれば、あるいは彼らも、石井酒造の醸した酒を飲んだかもしれない・・・・・・。


 今宵、杯を傾けたのは、石井酒造謹製の「富士 初緑」の吟醸。

 淡麗辛口で、クセのないすっきりと味わいがいい。

 素直で、旨い酒だ。

 「初緑」という名前も、柳の新緑を思わせる、好ましいものである。

 250年の時空を超えて、流祖生誕の地に思いを馳せながら、しみじみと杯を傾けるのは、まさに至福のひと時である。

 ■石井酒造株式会社
 http://www.ishii-syuzo.jp/home.html

 (不定期に、つづく)
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