埼玉県立武道館で、柳剛流を稽古する/(柳剛流)
- 2016/08/21(Sun) -
 昨日は雨で定例稽古が中止になったのだが、どうにも稽古をしないと気分がぱっとしない・・・。

 そんななか、夕方ふと埼玉県立武道館のHPを見たところ、本日は夕方から夜まで個人利用可とのこと!

 拙宅から武道館までは歩いて行ける距離なので、早速訪ねてみると他に利用者はなし。そこで、夜まで武道場をひとり占めし、一人稽古に汗を流す。

 見所(けんぞ)のある、板張り・245坪(810㎡)の本格の武道場を、360円で使い放題である(笑)。

 稽古場のど真ん中ででひとり黙想後、まずは柳生心眼流の基礎と素振りで体をほぐす。

 その後、柳剛流の剣術、突杖、居合、そして長刀を、たっぷりと時間をかけて稽古する。

 たった一人での占有使用のため、照明は半分しかつけてもらえないのだが、逆にその薄暗さが集中力を増す。

 壁に設えられた、大きな全面ガラスの前で剣や長刀を振るっていると、なにやら己自身と立合っているような錯覚すら感じられる。

 小休止は、稽古場のど真ん中で、ひとり静座しながら息を調える。

 稽古のしめは、八戸藩伝神道無念流立居合。

 裂帛の掛け声とともに12本の形を抜き終われば、ちょうど2時間が過ぎて、時刻は閉館15分前。

 そこで黙想し、稽古を終えた。



 さて、この県立武道館で、定期的に柳剛流の指導や稽古ができれば最高なのだが、実際のところ、それは難しい。

 まずコストの問題。

 ここは団体利用だと使用料が1回3時間半で5960~6780円と、かなり高額である。

 毎週必ず稽古に来る生徒が10人、いや、せめて5人もいてくれればなんとかならないでもないが、なにしろ当庵の門下数は現在わずか●名(お察しください)であり、しかも全員、県外在住者。さらに稽古に来るのも、皆、毎週ではなく月1~2回と不定期なので、この料金での定期的な団体利用は、赤貧洗うが如しの流れ武芸者である私には、到底無理である(爆)。

 また料金の安い個人利用も、ここでは使用を希望する日の2日前にならないと、その日に個人利用ができるかどうかが確定しないため(3日前まで団体利用の受付をしているゆえ)、定例稽古場として、事前に門下に告知した上での使用ができない。そうなると、県外在住の社会人に(県内の人でもそうだが)、2日前になって突然「明後日、稽古をします!」といっても、スケジュールが立てられないだろうし、それでは定例の稽古場とはならない。

 あくまでも定例の稽古場というのは、決まった日時に必ずそこで稽古が行われており、その時間にそこに稽古に行けば、いつでも稽古ができる場所でなければならないのではあるまいかと、私は思う。

 そしてまた、この武道館はアクセスが非常に悪い。

 最寄り駅から歩くと約30分ほどかかり、にもかかわらず、夕方以降はバスも走っていないのである。このため夕方から夜間は、自家用車のある人でないと、たいへん利用しにくいのである。

 そしてなによりも、ここでは、手裏剣術の稽古ができない・・・(涙)。

 ま、これはほとんどすべての武道館や体育館が、床などの破損の可能性や、備品(的)の留置不可などにより、手裏剣術の稽古は受け入れてくれないんだけれども。

 (そういう意味でも、現在の翠月庵の稽古場の家主様には、本当に感謝をしております)

 そんなこんなで、拙宅から「スープの冷めない距離」にありながら、県立武道館を定例稽古の場所とするのは難しいというのは、以前からすでに分かっていた。



 とはいえ、埼玉における武道の殿堂である県立武道館で、武州・埼玉発祥の古流武術である柳剛流をはじめ、埼玉にゆかりの深い流派である神道無念流などの稽古を行うというのは、ある種、形而上の意味のある行為だと、私は感じている。

 そのような意味、いや「願い」も込めて、今後は折に触れて、稽古に利用していこうと思う。

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▲やっぱり屋根付き、板張りの稽古場はいい!
 って、昨日と言ってる事が・・・(お察しください)


 (了)
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