形の階梯/(柳剛流)
- 2016/11/01(Tue) -
■本日の稽古備忘録

 明日は都内の病院で在宅腹膜透析に関するインタビューがあることもあり、今晩の稽古は軽めに済まして早く休もうと思ったものの、柳剛流居合の稽古で思う所があり、ついつい一刻近い稽古となってしまった。

 柳剛流居合は、「向一文字」、「右行」、「左行」、「後詰」、「切上」と、わずか5本しかない。

 しかもそのうち、1本目の「向一文字」から4本目の「後詰」までは、運刀そのものは基本的にいずれも同じ対敵動作であり、体捌きが変わるだけの、実にシンプルなものである。

 それは一見するとたいへん素朴な形であるが、しかしそこで要求される体の使い方は、1本目から2本目、2本目から3本目、そして3本目から4本目と、徐々に難易度の高い、たいへんシビアなものになってくる。

 自室で黙々とこれらの形を抜いていると、自分がどれだけ動けていないのかが身につまされることはなはだしい。おまけにこれらの動作は、上記のように繊細でありながら、一方でたいへん身体的負荷の高いものである。

 思うにどうも私は、これまで柳剛流居合のフィジカル面、いわば鍛錬の部分にばかり意識が向いていたのだが、本日の稽古で、その階梯的な難しさというか、術技と体捌きの習得のための、よく考えられた難易度の設定に改めて気づかされたように思う。


 柳剛流剣術。

 先日の備忘録でも書いたが、長木刀で稽古をすることで、「剣に身を沿わせる」という動きが、ますます実感できるようになってきた。

 これは柳剛刀と呼ばれる、目録で学ぶ剣術形の中でも、特に「青眼右足頭(刀)」、「青眼左足頭(刀)」「中合剣(刀)」といった、柳剛流の特色が強い形(業)において、顕著に感じられる。

 (了)  
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