明日は三重へ/(身辺雑記)
- 2018/06/06(Wed) -
 明日からは2日間、旅行雑誌の取材で三重県某所の老舗リゾートホテルに滞在する。

 そして三重県といえば、言わずと知れた紀州藩田丸伝柳剛流のお膝元である。

 時間と金に余裕があれば、ホテルの取材後、1~2日かけて玉城町周辺の柳剛流関連の史跡を巡ったり、図書館で郷土史料などを調べたいのであるが、まことに残念なことに、私には時間も金にもまったく余裕がない。

 三重からとんぼ返りで金曜夜から土曜午前まで原稿執筆、そして土曜の午後からは翠月庵での指導、さらに日曜は水月塾本部で稽古、週明けも月曜からビジネス関連のインタビュー原稿や医療雑誌の締め切りが続く。

 月給なし、ボーナスなし、雇用保険なし、退職金なし、厚生年金なし、貯金なしの貧しい零細個人事業者は、ただひたすら働いて日銭を稼がねば、武芸の稽古を続けることすらままならないのである。


 「人生は過酷だ。生きていくためには金がいる」(byサム・ペキンパー)




 とまあそんなわけで、今晩は(も)、いつもの通り柳剛流の稽古に気を入れる。

 剣術、居合、突杖、長刀について、仕太刀に加えて打太刀も丁寧に繰り返す。

 稽古の〆は、殺活の当て18カ所の鍛練で終了。


 
 さて、こからひと風呂浴びたら、先日入手した『極意』1997年冬号に掲載されている、藤本貞治先生の柳剛流の記事を再読しながら休むとしよう。

 明日は始発で出発だ。

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 (了)
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初夏の文楽/(身辺雑記)
- 2018/06/05(Tue) -
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 先月の国立小劇場では、文楽「本朝廿四孝」と「義経千本桜」を鑑賞。

 5代目吉田玉助襲名披露の口上も行われた。

 咲太夫、寛治、清治、簑助、和生といった、重鎮たちの至芸を堪能。

 個人的には、呂勢太夫を贔屓にしたい。

 さて、次の三宅坂での公演は9月。

 3か月のおあずけは、長いのう・・・・・・。

 (おしまい)
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剛毅/(身辺雑記)
- 2018/05/16(Wed) -
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 1835年に作られた「デラロッカのタロット」の復刻版である、『エイシェント・イタリアン・タロット』の、「剛毅(力)」というカード。

 こうした古典的なデッキにせよ、20世紀初頭に世に出たスミス・ウェイト版にせよ、「剛毅(力)」というカードは、タロットを構成する22枚の寓意画の中でもお気に入りの一枚だ。

 この手札に象徴されるのは、怒りや暴力、あるいは妬みや嫉みといった低次の衝動は、知性や倫理、廉恥心などによって陶冶され、高次の力たる「勇徳」に昇華されなければならないという教えである。

 古代東洋の兵法で云うならば、

主は怒りをもって師を興すべからず、将は慍りをもって戦いを致すべからず。利に合して動き、利に合せずして止む。怒りはもってまた喜ぶべく、慍りはもってまた悦ぶべきも、亡国はもってまた存すべからず、死者はもってまた生くべからず。ゆえに明君はこれを慎み、良将はこれを警む。(孫子 火攻篇)



 ということか。

 いずれにしても、武術・武道人にとって含蓄のある一枚だと言えるだろう。

 (了)
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カードを手繰る/(身辺雑記)
- 2018/05/15(Tue) -
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 最近、占断はもっぱら周易が中心だったのだが、「ぜひタロットで!」とのご依頼を受けてカードを手繰る。

 普段はあまりケルト十字法はやらないのだが、ちょっと思うところあって、久々にこの伝統的な占法を用いた。

 それにしても、クライアントの問いに対しスプレッドの結果がビシッと決まると、実に読みやすいものだ。

 これもまた、伝統のなせる業か。



 総合判断の結果は「剣の2」。

 さらに補助的に1枚を開くと、「金貨の3」。

 なるほど、意味深長ですナ。

               1123_剣の2


占いとは相談者を取り巻く状況とカードを合わせて解釈することで、問題を再認識し深く隠された可能性を見つける作業である。(『開かない眼』より)



 (おしまい)
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雨の日曜日/(身辺雑記)
- 2018/05/13(Sun) -
 静かな日曜。

 11時過ぎまでゆっくりと寝て、昼からは八海山を飲みながら、先日録画した高麗屋三代同時襲名の際に掛けられた『菅原伝授手習鑑 寺子屋』を鑑賞。

 しかし、やっぱり歌舞伎より人形浄瑠璃の方がいいなあ。

 大阪の国立文楽劇場で浄瑠璃をみて、黒門市場あたりの魚の旨い飲み屋で一杯ひっかけ、大阪市立東洋陶磁美術館で青磁の名品をじっくり鑑賞する・・・・・・。

 そんな休日を過ごしてみたいものだが、武州中山道から摂津の国は、金も暇もない貧乏浪人にとってはあまりに遠い。

 仕方ないので、文楽鑑賞は三宅坂で、一杯ひっかけるのは家呑みで、青磁鑑賞はうちにある今様の似せ物で我慢するしかあるまいね。

 ひとしきり呑んだ後、ひと風呂浴びて、今日から始まった東京場所をテレビで眺めつつ、いつのまにかうつらうつら。

 つうか白鵬、また立合いで張るのかよ。



 気が付けば、もう日が暮れ、夕方から降り出した雨が本降りになっていた。

 『西郷どん』を見ながら素麺の夕食。さらにNスペの『人類誕生』第二集を鑑賞。私にもネアンデルタール人のDNAが含まれているのかと思うと、妙な気分である。

 呑んで、テレビを見て、風呂に入って、寝るだけの日曜というのもあまりに芸がないので、稽古着に着がえて半刻ほど稽古。

 今晩は柳生心眼流に集中。

 表・中極・落・切の素振二十八ヶ条から、表・中極・落の向い振り、取放・取返・小手返の各七ヶ条を復習。

 さらに実践応用技を繰り返す。ここでミット打ちができれば、一人稽古として言うことはないのだが、さすがにサンドバックや打ち込み台を置くスペースは、我が家にはないのが残念だ。

 それにしても、最近になってようやく、心眼流の動きが少しばかり体になじんできたように思う。

 仙台藩登米伝 柳剛流の大家・沼倉清八師範は、剣は柳剛流、柔は柳生心眼流を修め、両流とも免許皆伝であったという。

 私も、こうした先師の軌跡を見習いたいと思う。



 さて、今週は後半から出張校正や取材が続き、いささか多忙になる。

 また、松代の演武まで、あと2週間となった。

 そろそろ仕事も稽古も、再び臨戦モードにしていかなければなるまいね。

 (おしまい)
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